Vault およびデータベースをアタッチ、アタッチ解除する

ボールトをアタッチ解除するには

ボールトをアタッチ解除すると、そのボールトはサーバから切断され、ボールト全体を別の場所に移動できるようになります。マスター Vault のデータベースをアタッチ解除する前に、その他のデータベースをすべてアタッチ解除しておく必要があります。Vault とそのログ ファイルがアタッチ解除されます。「Vault」という名前の Vault 用のファイル名は以下のとおりです。

• Vault.mdf
• Vault_log.ldf

上記のファイルは組になっており、名前を変更することはできません。ファイルの既定の場所は次のとおりです。

• C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server¥MSSQL.1¥MSSQL¥Data

Vault をアタッチ解除すると、その Vault のすべての権限が削除されます。Vault を再びアタッチした場合、各ユーザとグループの権限を割り当て直す必要があります。マルチサイト環境では、他のすべてのサイトのファイル保管場所のパスが削除されます。Vault を再びアタッチした場合、各サイトのファイル保管場所のパスを割り当て直す必要があります。

1. ナビゲーション ペインで、Vault フォルダを開き、アタッチ解除する Vault を選択します。
2. [アクション] [アタッチ解除]の順に選択します。
3. この操作内容を確認するメッセージが表示されます。[OK]をクリックします。

Vault とそのログ ファイルがアタッチ解除されます。

Vault をアタッチ解除した後は、これら 2 つの対応するファイルを移動します。.mdf ファイルと .ldf ファイルは一緒に保持する必要があります。Vault をアタッチすると、データベース エンジンに移動した Vault ファイルのセットが再接続されます。

Vault をアタッチするには

ボールトをアタッチすると、他のサーバまたは同じサーバ(ただしディスク上の別の場所に移動した)ボールトに再接続できます。 マルチサイト環境で Vault をアタッチした場合、他のすべてのサイトではその Vault は既定によって無効になります。これらのサイトでは、Vault を有効にする必要があります。

Vault のアタッチ(基本)

Vault データ ファイル(.mdf)および関連するログ ファイルがともに SQL データ フォルダに保存されている場合は、次の手順を実行して Vault をアタッチします。

1. Autodesk Data Management Server Console を起動します。
2. ナビゲーション ペインで、Vault フォルダを選択します。
3. [アクション] [アタッチ]の順に選択します。
4. [Vault をアタッチ]ダイアログで、[基本]タブを選択します。
5. [利用可能なデータ ファイル]一覧で、アタッチするデータ ファイルを指定します。[利用可能なデータ ファイル]一覧は、SQL データ フォルダ内の .mdf ファイルからコンパイルされます。目的のデータ ファイルが見つからない場合は、[詳細設定]タブに移動して、フォルダを指定します。
6. ファイル保管場所名を入力するか、参照ボタンをクリックしてファイル保管場所を指定します。
7. Vault の名前を入力します。
8. [OK]をクリックします。

Vault のアタッチ(詳細設定)

Vault データ ファイルおよびログ ファイルが SQL データ フォルダに保存されていない場合は、次の手順を実行して Vault をアタッチします。

1. Autodesk Data Management Server Console を起動します。
2. ナビゲーション ペインで、Vault フォルダを選択します。
3. [アクション] [アタッチ]の順に選択します。
4. [Vault をアタッチ]ダイアログ ボックスで、[詳細設定]タブを選択します。
5. [データ ファイル]フィールドに、アタッチするデータ ファイルの名前を入力するか、参照ボタンをクリックしてデータ ファイル(.mdf)のサーバを指定します。
6. [ログ ファイル]フィールドに、データ ファイルに関連するトランザクション ログ ファイルの名前を入力するか、参照ボタンをクリックしてトランザクション ログ ファイル(.ldf)のサーバを指定します。
7. [ファイル保管場所]フィールドにファイル保管場所の名前を入力するか、参照ボタンをクリックしてファイル保管場所を指定します。
8. [Vault 名]フィールドに、Vault の名前を入力します。
9. [OK]をクリックします。

マスター ボールトをアタッチ解除するには

KnowledgeVaultMaster をアタッチ解除するとサーバから切断されるため、マスター データベース全体をディスク上の他の場所や別のサーバに移動することができます。KnowledgeVaultMaster Vault をアタッチ解除する前に、他のデータベースをすべてアタッチ解除しておく必要があります。

1. Autodesk Data Management Server Console を起動します。
2. Vault をアタッチ解除する前に、Vault サーバからすべてのユーザがログアウトしていることを確認してください。
3. [ツール] [マスター Vault をアタッチ解除]の順にクリックします。
4. 実行を確定するには、[はい]をクリックします。

Vault とそのログ ファイルがアタッチ解除されます。

Vault をアタッチ解除すると、この対になっている 2 つのファイルを同じコンピュータ上の任意のドライブまたはパーティションに移動できるようになります。マスター Vault 用のファイル名は以下のとおりです。

• KnowledgeVaultMaster.mdf
• KnowledgeVaultMaster_log.LDF

マスター ボールトをアタッチするには

1. Autodesk Data Management Server Console を起動します。
2. [ツール] [マスター Vault をアタッチ]の順にクリックします。
3. マスター Vault SQL データ ファイル、KnowledgeVaultMaster.mdf の場所を指定します。
4. マスター Vault のトランザクション ログ ファイル、KnowledgeVaultMaster.ldf の場所を指定します。
5. マスター Vault からアタッチ解除された Vault を再アタッチするか、Vault を作成します。