ワークフロー: 積層造形用のパーツを準備する

[製造]作業スペースを使用し、次のさまざまな積層機能を備えたマシンを使用して、製造用のパーツを準備します。

フィラメント溶解製法(FFF)

FFF は、溶けた熱可塑性プラスチックのレイヤを堆積させる材料押し出しテクノロジです。

1. モデルをデザインします。

2. FFF マシンとプリント設定で積層セットアップを作成します。

3. 積層マシンのビルド ボリューム内にコンポーネントを配置します。

4. プリント設定のプリセットを作成し、割り当てます。

5. ソリッド ボリュームやソリッド バー サポートなどのサポート構造を追加します。

6. 積層ツールパスを生成します。

7. 積層ツールパスをシミュレートします。

8. プリント統計情報を表示します。

9. G コード印刷ファイルまたは 3MF ファイルを生成します。

ステレオリソグラフィ(SLA)/デジタル ライト処理(DLP)

SLA/DLP は、熱硬化性樹脂のレイヤを堆積させる液槽光重合テクノロジです。

1. モデルをデザインします。

2. SLA/DLP マシンとプリント設定で積層セットアップを作成します。

3. 積層マシンのビルド ボリューム内にコンポーネントを配置します。

4. サポート構造を追加します(ボリューム サポート、バー サポート、またはポリライン サポートなど)。

   注: 一部のサポートは、Fusion Manufacturing Extension でのみ使用できます。

5. 3MF ファイルまたはマシン固有の印刷ファイルを生成します。

マルチ ジェット フュージョン(MJF)

MJF は、熱可塑性プラスチックの粉末粒子のレイヤを堆積させる粉末床溶融結合テクノロジです。MJF は SLS に似ていますが、結合剤を使用し、熱源は赤外線です。

1. モデルをデザインします。

2. HP MJF マシンとプリント設定で積層セットアップを作成します。

3. 積層マシンのビルド ボリューム内にコンポーネントを配置します。

4. 積層ビルドをマシンの HP SmartStream ソフトウェアに送信するか、3MF ファイルを生成します。

   注: 積層ビルドを HP SmartStream に送信するには、HP 3D Printers for Autodesk Fusion アドインが必要です。このアドインは、Fusion App Store からダウンロードできます。[スクリプトとアドイン] ダイアログを使用して、アドインを実行します。

選択的レーザー焼結(SLS)

SLS は、熱可塑性プラスチックの粉末粒子のレイヤを堆積させる粉末床溶融結合テクノロジです。SLS は MJF に似ていますが、熱源はレーザーです。

1. モデルをデザインします。

2. SLS マシンとプリント設定で積層セットアップを作成します。

3. 積層マシンのビルド ボリューム内にコンポーネントを配置します。

4. 3MF ファイルまたはマシン固有の印刷ファイルを生成します。

金属粉末床溶融結合(MPBF)

MPBF は、金属の粉末粒子の層を堆積させる粉末床溶融結合テクノロジです。

1. モデルをデザインします。

2. MPBF マシンとプリント設定で積層セットアップを作成します。

3. 積層マシンのビルド ボリューム内にコンポーネントを配置します。

4. プリント設定のプリセットを作成し、割り当てます。

5. サポート構造を追加します(ボリューム サポート、バー サポート、またはポリライン サポートなど)。

6. 積層ツールパスを生成します。

7. 積層ツールパスをシミュレートします。

8. 3MF ファイルまたはマシン固有の印刷ファイルを生成します。

結合剤噴射

結合剤噴射は、結合剤で粉末粒子の層を堆積させる技術です。焼結と呼ばれる二次処理で、堆積されたパーツは炉内に配置されます。結合剤が蒸発し、粉末粒子どうしが結合します。結合剤噴射の一般的な材料として、金属と砂があります。

1. モデルをデザインします。

2. 結合剤噴射マシンとプリント設定で積層セットアップを作成します。

3. 積層マシンのビルド ボリューム内にコンポーネントを配置します。

4. サポート構造を追加します(ベース プレートやセッター サポートなど)。

5. 3MF ファイルを生成します。

指向性エネルギー堆積(DED)

DED は、溶けた金属の粉末やワイヤのビードを基準サーフェスに堆積させて、固化させるテクノロジです。

DED については、「ワークフロー: 積層複合軸堆積用のパーツを準備する」を参照してください。