ワークフロー: プローブを使用してパーツのライブ位置合わせを実行する

[パーツのライブ位置合わせ] フィーチャを使用すると、サーフェスの検査結果を使用して、CNC マシン上の複雑なフリーフォーム パーツの設定を最適化することができます。これは、位置合わせの不完全さを減らして、パーツを正確に加工するために使用します。検査結果がインポートされ、Fusion と CNC マシンの間のライブ接続を使用して、パーツの位置合わせがリアルタイムで計算されます。

手順

1. 使用しているマシンに適切なマシン コネクタ アプリケーションがインストールされていることを確認します。

2. フライス加工セットアップと、パーツを加工するための製造操作を作成します。

3. Fusion がパーツの位置合わせの計算に使用する変換のタイプを指定します。これにより、パーツを位置合わせするための移動に使用できる軸の数が決まります。

   

   変換のタイプが CNC マシンとポスト プロセッサでサポートされている必要があります。

   注: パーツのライブ位置合わせの変換は、現在は 3 つ以下の軸での移動に制限されています。

4. [サーフェスを検査]操作を生成し、パーツのサーフェス上で計測する点を指定します。サーフェス検査結果を使用して、パーツの位置合わせが計算されます。

   

5. すべての操作をポスト処理して NC コードを作成し、CNC マシンに NC コードを転送します。

   

6. CNC マシン上で NC コードが実行されるときに、リアルタイムで検査結果がインポートされます。

   

   すべての検査結果がインポートされると、Fusion によってパーツの位置合わせが計算され、承認するか拒否するかを決定する必要があります。

   パーツの位置合わせを承認すると、計算されたパーツの位置合わせを使用して NC コードが自動的に更新されます。マシン コントローラのワーク座標系(WCS)は、パーツを正確に加工できるように調整されます。

   パーツの位置合わせを拒否すると、CNC マシンは NC コードの実行を停止します。