検査結果

CNC マシンで生成された結果ファイルからインポートされた検査結果には、CNC マシン上で取得された計測値の詳細情報が表示されます。結果には、サーフェス検査([サーフェスを検査])、および穴やボスなどの重要なフィーチャのジオメトリ寸法([プローブ WCS]および[形状をプローブ])を含めることができます。

サーフェス検査とジオメトリ寸法の結果

サーフェス検査とジオメトリ寸法の結果の例。

詳細情報には、公称値と計測値、計算された偏差、およびエラーが含まれます。偏差の解析は、計測されたサーフェスまたはジオメトリ フィーチャが許容差の範囲内または範囲外のどちらであるかを示します。

注: CNC マシンが生成する結果ファイルは、コントローラによって異なります。マシンで生成される結果ファイルの一般的なファイル名拡張子には、*.mpf*.msr*.dat*.log*.a*.out*.bat*.txt があります。
ヒント: 既定では、サーフェス検査の結果は円柱としてキャンバス上に表示されます。[基本設定]ダイアログの[一般] > [製造]ページを使用して、表示タイプをマークまたはピンに変更します。

サーフェス検査用の投影

投影は、マシンで生成された結果ファイルをインポートする際に、サーフェス検査結果を計算する方法です。既定では、投影はオンです。

投影を使用する場合、点の偏差は、最も近い規定位置([投影された XYZ])と、物理パーツのサーフェス上の接点([接触 XYZ])の間の距離として計算されます。投影を使用すると、検査結果の精度が向上します。パーツの位置合わせを計算するために結果を使用する場合は必須です。

投影の仕組み

プローブのスタイラス先端のサーフェスから計測した[投影の検索距離]により、点が規定サーフェスから離れることのできる最大距離が決定されます。規定サーフェスが見つからない場合、接点は計算されないため、投影されません。

投影

アイコン 1 プローブのスタイラス先端の中心。[投影の検索距離]は先端のサーフェスから計測されます。

アイコン 2 [投影の検索距離]内の CAD モデル上にある最も近い規定位置。サーフェス法線の計算に使用されます。

アイコン 3 サーフェス法線に沿って先端半径を投影して得られる、物理パーツの接点。[デルタ XYZ]および[偏差]の長さを計算するために使用されます。

ヒント: [基本設定]ダイアログの[一般] > [製造]ページで、検索距離を変更するか、投影をオフにします。