手動検査

手動検査は、製造パーツの検査プランを作成し、手動計測機器(カリパス、マイクロメートル、高さゲージなど)を使用して、計測データを直接 Fusion に記録するプロセスです。

記録された手動検査の色付き計測値。

手動検査を作成する

手動検査を作成する際は、フィーチャの重要な寸法の計測を選択することができます。キャンバス上のモデルから直接フィーチャを選択し、許容差を設定して、許容できる公称値からの変位を定義します。

現在サポートされている計測値は次のとおりです。

• 穴またはボスの直径
• 2 つの平行な平坦サーフェス間の距離
• 2 つの穴またはボスの中心間の距離
• 2 つの穴またはボス間の 最小距離と 最大距離
• 平坦サーフェスと穴またはボスの中心の間の距離
• 平坦サーフェスと穴またはボスの間の 最小距離と 最大距離
• 2 点間の距離

また、モデル上のフィーチャに直接関連付けられていないチェックを検査プランに含めることもできます。たとえば、簡単な合格/不合格チェック や、インスペクタが情報を記録する場合のユーザ定義のアクション を含めることができます。

手動検査を記録する

手動検査を記録する際、テキストを出力する接続された計測機器を使用する場合、計測機器は計測データを直接 Fusion に送信します。従来のシンプルな機器を使用する場合、計測値はコンピュータのキーボードを使用して入力できます。

Fusion はデータを受け取ると公称値と計測値の偏差を計算し、設定許容差を超えるとエラーを出力します。

Fusion では、記録された計測値と観測結果は表形式で要約されます。必要に応じて、検査レポートとして結果を保存し、Fusion Web クライアント またはローカル コンピュータに PDF ファイルを作成します。その後、すべての関係者と検査レポートを共有することができます。