ジオメトリ プローブ方法

形状をプローブ 方法は、穴、ボス、サーフェス、壁、溝、コーナーなどの重要なフィーチャを測定および検証するためのプローブ操作を作成します。この方法では、次の 2 つのタイプの検査方法をサポートしています。

• プローブ サイクル(マクロ)は、CNC マシンで事前に定義されたルーチンです。

• プローブ パスはユーザ定義であり、円柱状サーフェスと平面サーフェスをプローブ サイクルでは不可能なさまざまな方向で検査することができます。これには、円、円柱、平面などのジオメトリ形状を検査対象のフィーチャに適合させるという、ジオメトリ フィットと呼ばれるプロセスが含まれます。

検査の結果は、マシンで生成された結果ファイルからインポートするか、Fusion と機械の間のライブ接続を使用してリアルタイムにインポートすることができます。

**プローブ サイクルを使用した円形ボスの形状をプローブ操作の例。

この方法を使用して、指定した許容差に対してフィーチャを照合すると、バリエーションを検出し、結果に基づいてアクションを実行することができます。計測値が許容差を超えている場合、メッセージを表示して停止するよう CNC マシンに指示することができます。

プローブ サイクル

プローブ サイクルを使用している場合は、マシンのコントローラに保存されている工具摩耗を更新することで、工具の変形や短くなった直径を補正し、今後の加工操作の精度を向上させることができます。

プローブ パス

プローブ サイクルではなくプローブ パスを使用している場合は、円や平面をフィットさせて、その真円度、円筒度、平面度を確認する機能も提供されます。ジオメトリック フィーチャをフィットさせる場合、選択したフィット タイプに固有のフィーチャ許容差を設定できます。

円形フィットの場合、次の許容差を設定することができます。

• [位置]は、円の中心の、意図した位置からの許容されるずれを定義します。
• [上側直径]と[下側直径]は、円の直径の許容範囲を定義します。
• [フォーム(真円度)]は、実際の円の形が真円から許容されるずれを定義します。

円柱フィットの場合、次の許容差を設定することができます。

• [上側直径]と[下側直径]は、円柱サーフェスの直径の許容範囲を定義します。
• [フォーム(円筒度)]は、実際の円筒の形が完全な円筒から許容されるずれを定義します。
• [軸]では、円柱サーフェスの位置合わせで目的の軸から許容できる偏差を定義します。

平面フィットの場合、次の許容差を設定することができます。

• [法線]は、サーフェスが完全に垂直である状態からの最大許容傾斜または角度偏差を定義します。
• [フォーム(平坦度)]は、サーフェスの全体的な平坦度の許容される偏差を定義します。