nParticle を使用して、流体コンテナに流体プロパティ(密度(Density)、温度(Temperature)、燃料(Fuel)、カラー(Color))を追加できます。他の流体放出の方法と同様に、nParticle オブジェクトから流体を放出すると、シミュレーションの再生時に流体プロパティの値が作成され、この値でグリッドの各ボクセルが変更されます。
流体エミッタ アトリビュートを使用するか、または nParticle のパーティクルごとのレート アトリビュートとパーティクルごとの半径アトリビュートを使用すると、nParticle から放出される流体の放出率を制御できます。詳細については、流体放出を nParticle のポイントごとのレートまたはポイントごとの半径に設定するを参照してください。
また、Maya クラシック パーティクルから流体を放出することもできます。
nParticle から流体を放出するには、まず nParticle オブジェクトを作成する必要があります。詳細については、nParticle を作成するを参照してください。
nParticle から流体を放出するには
これで nParticle オブジェクトから流体が放出されます。
パーティクルごとのレート(レート PP (Rate PP))アトリビュートとパーティクルごとの半径(半径 PP (Radius PP))アトリビュートを使用すると、流体の放出率を制御できます。たとえば、流体の放出半径を流体を放出する nParticle のパーティクルごとの半径の値に基づくように設定できます。
パーティクルごとのアトリビュートについては、以下を参照してください。
流体の放出にパーティクルごとの半径を使用するには、ポイントごとのパーティクル放出率も使用する必要があります。
パーティクルごとのレートまたはパーティクルごとの半径に基づいて流体を放出するには、nParticle オブジェクトが流体を放出するように設定する必要があります。nParticle から流体を放出するを参照してください。
流体の放出を nParticle のポイントごとのレートに設定するには
nParticle オブジェクトが流体を放出するように設定されている場合、nParticleShape オブジェクトと fluidEmitter オブジェクトのリストがアウトライナ(Outliner)の nParticle の下に表示されます。
これで流体エミッタ レート PP (Fluid Emitter Rate PP)のパーティクルごとのアトリビュートが、nParticle オブジェクトのパーティクルごとの(配列)アトリビュート(Per-Particle (Array) Attributes)に表示されます。ランプまたはエクスプレッションを使用すると、パーティクル単位で流体の放出を制御できます。詳細については、パーティクル単位でアトリビュートを設定する(『ダイナミクス』マニュアル)を参照してください。
流体の放出半径を nParticle のポイントごとの半径に設定するには
流体の放出にパーティクルごとの半径を使用するには、流体の放出がポイントごとのレートを使用するように設定する必要があります。
また、エクスプレッションを使用してパーティクルごとの半径を制御することもできます。詳細については、nParticle 内部ランプとパーティクル単位のアトリビュート(『nDynamicsマニュアル』)を参照してください。