概要 - 排水溝ネットワーク

解析に基づく設計ルールと間隔ルールを使用し、排水溝ネットワークを吐き口まで含めてモデル化することができます。設計道路に基づいてドラフトを作成したり、道路から独立した構造物を持つネットワークを作成することができます。ネットワーク構造物の調整とサイズ変更を行うことができます。降雨コンテンツ データを管理して流入口を解析し、選択したパイプ配管の水力パフォーマンスを検査することができます。必要なマテリアルの数量を表示するテーブルを生成することができます。

排水溝ネットワークを作成する 2 つの方法:

パーツ カタログからコンポーネント パーツ構造物を選択します。パーツ カタログは、Autodesk AutoCAD Civil 3D と共有することができます。Drainage Design には、既定のカタログが用意されています。Project Kameleon (プレビュー)を使用すると、カスタムのコンポーネント パーツ カタログを作成することができます。

吐き口の位置など、レイアウトに問題がない場合は、[排水溝ネットワークのサイズを変更]ツールを実行します。 このツールは、ネットワークを再度解析し、変更によって影響を受けるパイプの直径、勾配、地下構造物のサイズを調整します。このツールは、吐き口を移動する場合に特に便利です。
注: [排水溝ネットワークのサイズを変更]ツールには、2 つのバージョンがあります。
  • では、設計道路から独立したネットワークなど、単一のネットワークに接続されている構造物のサイズを変更します。 ネットワーク全体を表示するには、[排水溝ネットワークをハイライト表示]ツールを使用します。
  • 選択した設計道路の右クリック メニューに表示される設計道路(またはコンポーネント道路)のバージョンでは、すべてのネットワークに接続されている構造物のサイズが道路に沿って変更されます。

解析に基づく設計と構造物のサイズ設定

Drainage Design は、業界の標準ルールと計算式を使用して、解析に基づく設計を行います。 これらのデータと標準には、流域流量データ、有理流出計算、道路勾配/マニング係数、Intensity-Duration-Frequency (IDF)降水量係数などがあります。年超過確率の設定値(既定値は 1/10)を変更して、さまざまな嵐レベルの条件下でパイプ配管を検証することができます。モデルの要件に合わせて、Drainage Design の決定事項をオーバーライドすることができます。これらのデータは、キャンバス内で表示することも、構造物のアセット カードで表示することもできます。

降雨コンテンツ データの管理

([降雨コンテンツ]オプション)を使用して、排水設計をより正確に行うためにモデル固有の降雨データを割り当てることができます。 このオプションには、事前に定義された 3 つのサンプル コンテンツ テンプレート(BDE、Tabular、ANZ.Polynomial (オーストラリアとニュージーランドで使用))が用意されています。これらのテンプレートは、カスタマイズすることができます。

必要なマテリアルの数量

選択した設計道路で舗装排水溝ネットワークが使用されている場合は、 ([数量]ツール)を使用して、カルバート、流入口、マンホール、パイプライン、吐口の数量を示す一覧を生成します。