流体へカラーを追加する

シェーディング カラーを使用して流体にカラーを適用する

流体コンテナにはシェーダが組み込まれており、これを使用すると、コンテナのカラーやテクスチャなどのアトリビュートを変更して流体に特定の外観を与えることができます。

シェーディング カラーを使用して流体にカラーを適用するには

  1. 流体コンテナを選択します。
  2. fluidShape アトリビュート エディタ(Attribute Editor)コンテンツの方法(Contents Method)セクションで、カラー方法(Color Method)シェーディング カラーの使用(Use Shading Color) (既定値)に設定します。
  3. アトリビュート エディタ(Attribute Editor)シェーディング(Shading)セクションを開き、カラー(Color)セクションで入力カラー(Color Input)を選択し、ランプのカラーを設定します。

    ランプのカラーは選択した入力カラー(Color Input)の値にマップされます。ランプの左端(位置 0)のカラーは入力値 0 にマップされます。ランプの右端(位置 1)のカラーは入力値 1 にマップされます。

    詳細については、カラー(Color)を参照してください。

    組み込みシェーダを使用して流体の白熱光(Incandescence)不透明度(Opacity)を設定することもできます。

グリッドを使用して流体にカラーを適用する

ほかの流体プロパティと同様に、グリッドにカラーを追加すると、各ボクセルに配置されたカラー値を正確に制御することができます。

既定のグリッド カラーは、カラーを追加するときにフリンジが発生するのを最小限に抑えるため、緑/茶色(RGB 0.4 0.4 0.3 に近い色)になっています。これをグリッド カラーとして使用したくない場合は、適切なカラーでカラー グリッドを塗り潰し、それを初期状態として設定してください。詳細については、値でコンテナを塗り潰すおよび流体の初期状態を参照してください。

ダイナミック グリッドにカラーを追加すると、流体ダイナミクスの方程式を使用してカラー値にソルバが実行されます。

グリッドにカラー(Color)を追加するには以下の方法があります。

コンテナにカラーを放出するには

  1. コンテナに流体エミッタを追加します。詳細については、コンテナへ流体エミッタを追加するを参照してください。
  2. fluidEmitter アトリビュート エディタ(Attribute Editor)流体アトリビュート(Fluid Attributes)セクションで、放出流体カラー(Emit Fluid Color)をオンにします。

    カラー方法(Color Method)ダイナミック グリッド(Dynamic Grid)に設定されていない場合、設定するよう求めるプロンプトが表示されます。

  3. カラー サンプルをクリックしてカラー チューザ(Color Chooser)を開き、流体のカラー(Fluid Color)を選択します。
  4. Maya メイン ウィンドウの下部にある再生コントロールを使用してシミュレーションを再生します。
    注:

    カラー方法(Color Method)ダイナミック グリッド(Dynamic Grid)に設定されている場合、密度(Density)値を放出していてカラー(Color)を放出していないコンテナ内のエミッタは既定のグリッド カラー(緑/茶色)になります(密度値がすでにグリッド内に存在するので)。

ライティングを使用して流体にカラーを適用する

内部ライティングとアンビエント ライティングを使用すると、流体エフェクトにカラーを追加できます。内部ライトとアンビエント ライトは流体の密度にカラー値を割り当てませんが、ライトのカラーが流体に投影されます。使用するライトのタイプと位置が、流体のカラー表示に作用します。詳細については、内部ライトを使用した流体のライティングを参照してください。

内部ライティングを使用して流体にカラーを適用するには

  1. 流体コンテナを選択します。
  2. fluidShape のアトリビュート エディタ(Attribute Editor)ライティング(Lighting)セクションで、ライト タイプ(Light Type)リストからライトを選択します。詳細については、ライト タイプ(Light Type)を参照してください。
  3. 内部ライトまたはアンビエント ライトのカラーを設定するには、ライト カラー(Light Color)スウォッチとアンビエント カラー(Ambient Color)スウォッチをクリックし、カラー チューザ(Color Chooser)からカラーを選択します。
  4. ライトのブライトネス(Light Brightness)アンビエント ブライトネス(Ambient Brightness)を調整して、目的のカラー エフェクトを生成します。
注:

内部ライトの設定で流体をレンダーする場合は、実際のライト(Real Lights)をオフにします。詳細については、内部ライトを使用した流体のライティングを参照してください。