アクティブ ビューポート内のビューポート ラベル以外の任意の場所で右クリックすると(「ビューポート ラベル メニュー」を参照)、マウス カーソルの位置にクアッド メニューが表示されます。
クアッド メニューには、さまざまなコマンドを含む最大 4 つの領域を表示できます。これらのコマンドは、[ユーザ インタフェースをカスタマイズ](Customize User Interface)ダイアログ ボックスの[クアッド メニュー](Quads)パネルでカスタマイズできます。
クアッド メニューを使用すると、ビューポートとメイン ツールバーまたはコマンド パネル ロールアウトの間で操作過程を行き来しなくても、多くのコマンドを検索して実行することができます。
既定値のクアッド メニューの右の 2 つの領域には、すべてのオブジェクトで共有される標準的なコマンドが表示されます。左の 2 つの領域には、メッシュ ツール、ライト コマンドなど状況依存型コマンドが表示されます。これらのメニューを使用すれば、コマンド パネルにある機能を簡単に呼び出すことができます。領域のタイトルをクリックすることにより、最後のクアッド メニュー コマンドを繰り返すこともできます。
クアッド メニューの内容は、何が選択されているか、また[ユーザ インタフェースをカスタマイズ](Customize UI)ダイアログ ボックスの[クアッド メニュー](Quads)パネルで選択したカスタマイズ オプションによって異なります。メニューは、現在選択中のオブジェクトで使用可能なコマンドだけを表示するように設定されています。したがって異なる種類のオブジェクトを選択すると、異なるコマンドが表示されます。そのため、オブジェクトを選択していない場合には、オブジェクト特有のコマンドは表示されません。1 つの領域のすべてのコマンドが非表示になっている場合には、その領域は表示されません。
カスケード メニューには、右クリック メニューと同様にサブメニューが表示されます。サブメニューが展開されると、それを含むメニュー項目がハイライト表示されます。マウス カーソルをサブメニューに移動すると、サブメニューがハイライト表示されます。
クアッド メニューの中には、メニュー アイテムの横に小さいアイコンが付いているものがあります。このアイコンをクリックすると、そのコマンドのパラメータを設定するためのダイアログ ボックスが開きます。
メニューを閉じるには、画面の任意の場所を右クリックするか、メニュー以外の場所にマウス カーソルを移動して、マウスの左ボタンをクリックします。最後に選択したコマンドを再び選択するには、最後のメニュー項目の領域のタイトルをクリックします。領域が表示されると、最後に選択したメニュー項目がハイライト表示されます。
さらに、[ActiveShade]、[UVW を編集](Edit UVWs)ダイアログ ボックスの使用時、または[Shift]、[Ctrl]、[Alt]の任意の組み合わせを押しながら標準ビューポートを右クリックしたときに、特別なクアッド メニューが表示されます。
右クリック メニューの既定のコマンドは、次のとおりです。[ユーザ インタフェースをカスタマイズ](Customize User Interface)ダイアログ ボックスの[クアッド メニュー](Quads)パネルでこれらのコマンドを追加、編集、または削除できます。
次のオプションは、[変換](Transform)から利用できます。
オブジェクトを移動できます。メイン ツールバーの[選択して移動](Select And Move)をクリックした場合と同じ結果になります。
このメニューの[移動](Move)の右側にあるアイコンをクリックすると、[キー入力変換](Transform Type-In)が開きます。
オブジェクトを回転できます。メイン ツールバーの[選択して回転](Select And Rotate)をクリックした場合と同じ結果になります。
このメニューの[回転](Rotate)の右側にあるアイコンをクリックすると、[キー入力変換](Transform Type-In)が開きます。
オブジェクトをスケールできます。メイン ツールバーの[選択してスケール変更](Select And Scale)をクリックした場合と同じ結果になります。メイン ツールバーで、[選択してスケール変更](Select And Scale)フライアウト ボタンの 1 つがアクティブになっている場合は、クアッド メニューの[スケール](Scale)をクリックするとそのツールがアクティブになります。
このメニューの[スケール](Scale)の右側にあるアイコンをクリックすると、[キー入力変換](Transform Type-In)が開きます。
シーン内の他のオブジェクトに対してオブジェクトを移動および回転させることができます。メイン ツールバーの[選択して配置](Select and Place)をクリックした場合と同じ結果になります。
オブジェクトを選択できます。
現在の選択に類似しているオブジェクトを自動的に選択します。
グリッドを含む任意のサーフェスをクリックして、作業基点を配置することができます。
オブジェクトのクローンを作成できます。[編集](Edit)メニューの[クローン](Clone)を選択した場合と同じ結果になります。
選択されているオブジェクトの[オブジェクト プロパティ](Object Properties)ダイアログ ボックスが開きます。このコマンドは、クアッド メニューを開いたときにオブジェクトを選択している場合にのみ使用可能です。
選択したオブジェクトを開いて、トラック ビュー階層の最上位に表示します。このコマンドは、クアッド メニューを開いたときにオブジェクトを選択している場合にのみ表示されます。
ドープ シートを開いて表示します。
選択したオブジェクトからワイヤ パラメータを開始します。このコマンドは、クアッド メニューを開いたときにオブジェクトを選択している場合にのみ使用可能です。
このサブメニューでは、選択したオブジェクトを編集可能メッシュ、編集可能スプライン、編集可能パッチ、編集可能ポリゴン、または NURBS サーフェスに変換できます。このコマンドは、クアッド メニューを開いたときにオブジェクトを選択している場合にのみ使用可能です。
次のオプションは、[表示](Display)から利用できます。
ライトをロックすると、ライトが影を付けるかどうかにかかわらず、ロックが解除されるまでライトはオンのままになります。 ライトをロックした状態で[選択したライトのみを表示](Display Only Selected Lights)または[選択したライトを自動表示](Auto Display Selected Lights)を選択しても、ライトはオフになりません。
このオプションは、ビューポート設定の[ライトとシャドウ](Lighting and Shadows)パネル(従来のドライバ)または[ビジュアル スタイルと外観](Visual Style & Appearance)パネル(Nitrous ドライバ)の同じ名前のオプションに相当します。ここで設定を変更すると、[基本設定](Preferences)ダイアログ ボックスのアクティブな設定が変わります(その逆も同様です)。
シーンの他のオブジェクトを非表示にしながら、選択したオブジェクトを編集できます。
分離モードを終了します。
フリーズされていたオブジェクトをすべてフリーズ解除します。
選択されているすべてのオブジェクトをフリーズします。フリーズされたオブジェクトはビューポートに表示されますが、操作することはできません。
[シーンから選択](Select From Scene)ダイアログ ボックスを表示して、リストから表示するオブジェクトを選択できます。
すべての非表示オブジェクトを表示します。
選択されていない表示可能なオブジェクトをすべて非表示にします。非表示オブジェクトはシーン内に存在しますが、ビューポートやレンダリングされたシーンには表示されません。
選択したオブジェクトを非表示にします。
ステート セットを操作するためのサブメニューを開きます。
[ステート セット](State Sets)ダイアログ ボックスを開きます。
既定のクアッド メニューの左側の 2 つの領域は[ツール 1](Tools 1)および[ツール 2](Tools 2)と呼ばれます。これらの領域には、ライト、現在のサブオブジェクトレベルを含めた編集可能ジオメトリおよびカメラなど、さまざまなジオメトリおよびモディファイヤに固有のコマンドが含まれます。これらの領域は、クアッド メニューを開いたときに対応する項目のいずれかを選択している場合にのみ表示されます。