レイトレース マップ

レイトレース マップでは、完全にレイトレースした反射と屈折が得られます。生成される反射と屈折は、反射/屈折マップで生成されるものよりも正確です。レイトレースされたオブジェクトのレンダリングは、反射/屈折を使用した場合よりも処理に時間がかかります。ただし、レイトレースは 3ds Max シーンのレンダリングに最適化されており、特定のオブジェクトや効果をレイトレースから削除することでシーンへの最適化も可能です。

• マテリアル エディタ > マテリアル/マップ ブラウザ > [マップ](Maps) > [標準](Standard) > [レイトレ-ス](Raytrace)

レイトレース マップは、反射性および屈折性が非常に高いサーフェスを作成する

レイトレース マテリアルも使用できます。これは、同じレイトレースを使用し、正確にレイトレースした反射と屈折を生成します。レイトレース マップとレイトレース マテリアルの違いは次のとおりです。

• レイトレース マップは他のマップと同じように使用できます。レイトレースした反射や屈折は、どのマテリアルにも追加できます。
• レイトレース マップの本来の用途は反射と屈折ですが、これ以外のマテリアル コンポーネントにも適用できます。
• レイトレース マップには、レイトレース マテリアルよりも拡張された減衰コントロールが備わっています。
• レイトレース マップは多くの場合、レイトレース マテリアルよりも短時間でレンダリングできます。

  レイトレース マップとレイトレース マテリアルは同じ名前を持ちます。 同じレイトレースを使用し、グローバル パラメータを共有しているためです。

  注: レイトレースは、正投影のビューポート(レフト、フロント)では、正しく機能しないことがあります。パース ビューポートおよびカメラ ビューポートでは、正しく機能します。