サイン ライブラリ

サイン オブジェクトは、道路標識や道路標示記号を表します。

Civil View のサイン オブジェクトは、2 つのパラメトリック サイン オブジェクト プラグインのいずれかを使用して作成します。 最初のプラグインは従来のサイン オブジェクトを作成し、2 つ目のプラグインは方向矢印や警告テキストなどの道路標示記号を生成します。

すべてのサイン オブジェクトはパラメトリックであるため、サインのサイズ、親柱の高さ、親柱の数などのアトリビュートはいつでも変更できます。

サイン面のジオメトリは常に矩形ですが、[不透明度マップ](opacity map)を使用して他のサイン シェイプをモデリングできます。

Civil View は、CivilViewObjects マテリアルをすべてのサイン オブジェクトに適用します。

オブジェクト配置スタイル エディタを使用して道路標識を配置すると、オブジェクトはサイン面ビットマップから直接生成されます。

オブジェクトの INI ファイル構造

サイン オブジェクトの INI ファイル

[Parameters]

Width=

Height=

 

[Maps]

Diffuse=

Opacity=

 

[Sign Defaults]

Style=

Posts=

GroundClearance=

 

[Group]

Name=

 

[Parameters]

[幅](Width)/[高さ](Height)

サイン面または道路標示記号の幅と高さを設定します。 寸法は正の値にする必要があります。

[Maps]

拡散反射光
サイン面のカラーと外観を定義する[ビットマップ](bitmap)を指定します。 このファイルは、現在の Civil View リソース キット内の /matlibs/signmaps フォルダ内に存在する必要があります。
不透明度
このビットマップ(通常は白黒)は、レンダリング時にレンダリングされるサイン面のシェイプを定義します。 ビットマップの黒い領域は、オブジェクトの透明部分としてレンダリングされます。 このファイルは、メイン ビットマップと同じ /matlibs/signmaps フォルダ内に存在する必要があります。

[Sign Defaults]

[スタイル](Style):

必要なパラメトリック サイン オブジェクトのタイプ。 この設定は、"1"、"2"、または "3" にします(引用符は不要)。

  • 1: 従来のサイン(親柱を使用可能)
  • 2: 道路標示記号

    道路標示の例

    通常、道路標示記号の拡散反射光マップと不透明度マップは、他の道路標示カラーが必要な場合以外は、同じ白黒のビットマップ ファイルにします。 ビットマップの黒色の領域はレンダリングされません。

    ヒント: 道路標示記号を作成するときは、オブジェクト配置スタイル エディタまたは[位置コントローラ](Position Controller)ロールアウトを使用して親サーフェスを割り当て、道路標示が高速道路に正しくドレープされるようにします。

    基礎となるグラウンド サーフェスからの道路標示オブジェクトの垂直オフセットは、[シーン設定](Scene Settings)ロールアウトの[垂直シフト](Vertical Shift)の値から生成され、オブジェクト配置スタイル エディタの[垂直オフセット](Vertical Offset)の値に追加されます。(提案: [垂直オフセット](Vertical Offset)の値は 0.0 に設定し、[垂直シフト](Vertical Shift)の値のみを使用することをお勧めします。)

  • 3: 動的な信号

    これは、オプション 1 の従来のサインに類似していますが、ビットマップに複数のイメージが含まれる点が異なります。 表示されるのは常にこれらのイメージの 1 つのみであるため、Civil View では、ビットマップ イメージ間の変更をアニメートしてダイナミック信号をモデリングします。

    信号のビットマップ

    詳細は、「 [交通信号パラメータ](Traffic Signal Parameters)ロールアウト 」を参照してください。

親柱
サイン面の親柱の数を設定します。 有効な値は 0 から 6 の間です。 サインを高速道路上のガントリの上に配置する場合は、0 の値を使用します。

この値は、サイン スタイルが "2" の場合は無視されます。

GroundClearance
グラウンド レベル上のサイン プレートの高さ。 この値は、サイン プレートの下側とグラウンドの間の垂直距離です。

この設定は、サイン スタイルが "2" の場合は無視されます。

[Group]

名前
このオブジェクトを一覧表示するカテゴリ サブグループの名前です。 名前を指定しないと、オブジェクトはグループ化されずに一覧表示されます。

カスタム サインをライブラリに追加する

カスタム サインをライブラリに追加するには、拡散反射光ビットマップ ファイルと不透明度ビットマップ(必要な場合)を作成し、次に、使用する Civil View リソース キット内の /matlibs/signmaps フォルダにこれらのビットマップを追加します。 次に、関係付ける INI ファイルを上記の形式で作成し、同じ Civil View リソース キット内の /objlibs/signs フォルダに配置します。 複数の INI ファイルは、同じビットマップを参照できます。  

Civil View オブジェクト ライブラリの概要」のオブジェクト ライブラリのカスタマイズについての一般的な説明も参照してください。