新機能

Autodesk® AutoCAD® Civil 3D® 2017 の新機能

Autodesk® AutoCAD® Civil 3D® 2017 には、次のような新機能および拡張機能が追加されています。

コリドー

  • コリドーからソリッドを抽出するためのプロセスが強化されました。コリドー領域、測点範囲、閉じたポリゴン領域内で、抽出するコリドー領域を選択するための新しいオプションが使用可能になりました。ソリッドをコリドーまたはコリドー参照と同じ図面内に作成すると、コリドーへの動的なリンクを使用してソリッドが作成されるため、コリドーが更新されるとソリッドも更新されるようになりました。ウィザードに[プロパティ データ]ページが追加されました。このウィザードを使用すると、コリドー名、リージョン名、コード名など、プロパティ データとソリッドを自動的に関連付けることができます。詳細は、「コリドー ソリッドを抽出」を参照してください。
  • 線形と縦断に加えて、計画線をコリドー基線として使用できるようになりました。コリドーを作成するときや、基線を追加するときに、計画線を選択することができます。 使用可能な計画線は、[計画線を作成]ツールで作成できます。コリドー計画線は直接使用できませんが、コリドーから抽出すれば使用することができます。
  • コリドー計画線に基線の横断を許可するかどうかをコントロールできるようになりました。 たとえば、分割された高速道路など、コリドー設計で中心線を横断する状況が発生することがあります。この場合、対応する計画線も中心線を横断することになります。
  • コリドーの接線がコーナーで交差した状態で、固定幅のコリドーを作成した場合、コリドーの内側のコーナーと外側のコーナーは自動的に整えられます。詳細については、「概要 - コリドーのコーナーのクリーンアップ」を参照してください。

ビデオ: サイト設計でコリドーを活用する

データ ショートカット

  • コリドーのデータ ショートカットを作成して、他の図面から参照できるようになりました。コリドーのデータ ショートカットを作成すると、コリドー基線を構成する線形と縦断のショートカットも作成されます。コリドー基線が計画線で構成されている場合、これらの計画線のショートカットは個々に作成されません。詳細については、「データ ショートカットを使用するには」および「コリドー参照を作成するには」を参照してください。
  • データ ショートカット参照が含まれている図面内の参照サーフェスのジオメトリを保存できるようになりました。参照サーフェスのジオメトリを図面に保存すると、参照を含む図面のサイズは大きくなりますが、ソースのサーフェスが変更されていない場合は、図面をすばやく開けるようになります。詳細については、「サーフェス参照を使用するには」を参照してください。
  • データ ショートカットを右クリックして[参照を作成]コマンドを選択するか、データ ショートカットを選択して図面にドラッグすることにより、複数のデータ ショートカット参照をすぐに作成できるようになりました。この機能は、[プロスペクター]および[データ ショートカット マネージャ]ダイアログ ボックスの[データ ショートカット]コレクションから使用できます。詳細については、「データ ショートカット参照を使用するには」および「データ ショートカットを管理するには」を参照してください。
  • データ ショートカット参照が更新されておらず同期する必要がある場合に、図面ステータス バーに通知を表示するかどうかをコントロールできるようになりました。詳細については、「参照オブジェクトを同期するには」を参照してください。

外部スタイル管理

  • 図面のスタイルを外部参照テンプレートのスタイルと継続的に同期できるようになりました。 参照テンプレートにより、図面のスタイルの管理を簡素化して、図面のスタイルを最新の状態に保つことができます。

オブジェクト サブフォルダとデータ ショートカット サブフォルダ

  • [プロスペクター]と[データ ショートカット マネージャ]内で、サブフォルダを作成することができるようになりました。オブジェクト コレクションまたはデータ ショートカット コレクションを右クリックし、[フォルダを作成]をクリックします。既存のオブジェクトを新規フォルダにドラッグ アンド ドロップしたり、他のフォルダ内にフォルダを配置することができます。サブフォルダに格納されているデータ ショートカットの参照を作成すると、サブフォルダ構造が参照元の図面に複製されます。詳細については、「データ ショートカットを管理するには」と「概要 - [ツールスペース]の[プロスペクター]タブ」を参照してください。

圧力管ネットワーク コンテンツ

次の圧力管ネットワーク カタログが新しく追加されました。

カタログ名 マテリアル コンテンツ
Imperial_AWWA_HDPE HDPE パイプ、ダクタイル鉄製継手、バルブ 新しいカタログ: 24 個の継手 / 2 個のパイプ/ 14 個のバルブ
Imperial_AWWA_PVC PVC パイプ、ダクタイル鉄製継手、バルブ 新しいカタログ: 78 個の継手 / 6 個のパイプ/ 18 個のバルブ / 1 個の消火栓
Imperial_AWWA_Steel 鋼管、ダクタイル鉄製継手、バルブ 新しいカタログ: 48 個の継手 / 5 個のパイプ/ 18 個のバルブ
Imperial_AWWA_Flanged ダクタイル鉄製 カタログの更新: 9 個の継手と 7 個のバルブが追加されました
Imperial_AWWA_Mechanical ダクタイル鉄製 カタログの更新: 11 個のバルブが追加されました

圧力管ネットワーク カタログの指定に関する詳細については、「圧力管ネットワーク カタログを指定するには」を参照してください。

環状交差点

  • Autodesk® Vehicle Tracking の環状交差点関連の機能が AutoCAD Civil 3D に統合されました。 これらのコマンドにより、新しいタイプの環状交差点オブジェクトを作成できます。詳細については、「概要 - 環状交差点」を参照してください。
  • Autodesk® InfraWorks® 360 から AutoCAD Civil 3D 図面に環状交差点を読み込めるようになりました。 詳細については、「概要 - AutoCAD Civil 3D と Autodesk InfraWorks 360 の間でのデータ交換」を参照してください。

緩和曲線のサポート

  • NSW 3 次曲線に対するサポートが追加されました。これは、オーストラリア ニューサウスウェールズ州の要件を満たすように調整された新しい緩和曲線タイプです。詳細については、「概要 - 緩和曲線の定義」を参照してください。

Autodesk Vault

  • Autodesk Vault プロジェクトにコリドーを追加できるようになりました。コリドーを追加する際は、コリドー基線として使用される線形と縦断もプロジェクトに追加されます。

Autodesk AutoCAD Civil 3D 2016 Productivity Pack と拡張機能の統合

Autodesk AutoCAD Civil 3D 2016 Productivity Pack と拡張機能の次の機能は、AutoCAD Civil 3D 2017 に統合されました。

Productivity Pack 1 の機能

Productivity Pack 2 の機能

Transportation Extension の機能

Autodesk® AutoCAD® 2017 の新機能

AutoCAD の新機能の詳細については、AutoCAD ヘルプの「新機能の概要のビデオ」および「新しいコマンドとシステム変数リファレンス」を参照してください。

Autodesk® AutoCAD® Map 3D 2017 の新機能

AutoCAD Map 3D の新機能の詳細については、AutoCAD Map 3D ヘルプの「このリリースの変更点」を参照してください。

関連項目

AutoCAD Civil 3D 2016 の新機能

AutoCAD Civil 3D 2015 の新機能

AutoCAD Civil 3D 2014 の新機能

AutoCAD Civil 3D 2013 の新機能