円筒の測定アイテムを使用し、パーツ上の円筒、または、部分円筒を測定します。円筒のサーフェス上に分布した 6 ポイント以上の測定が必要です。最初の 2 つのポイントによって軸の方向が決まります。最も高い測定ポイントと最も低い測定ポイントによって円筒の高さが決まります。
円筒の測定アイテムの作成方法
円筒の測定 ダイアログのオプション
名前 - アイテム名を入力します。この名前は、検査シーケンス、[レポート]および[情報]タブで使用されます。また、別のアイテム内で、当該アイテムを参照する際にも使用されます。
規定値使用 - アイテムの規定値を入力、または、変更し、規定値とアイテムの測定値を比較します。規定値との比較を無効にするには、このチェックボックスを選択解除します。
このチェックボックスが選択されている場合、トレランス内インディケータ またはトレランス外インディケータ
が、検査シーケンス内の測定済みアイテムのアイコン上に表示されます。アイテム ラベルの枠の色は、測定がトレランス内かどうかを示しており、アイテムのトレランス、規定値、偏差、およびエラーの値がレポートに表示されます。
このチェックボックスが選択解除されると、規定値 が無効になり、トレランスインディケーターも非表示になります。また、トレランス、規定値、偏差、エラー値は、当該アイテムのレポートに表示されなくなります。
表示 - CAD ビューにアイテムを表示します。
レポートに出力 - レポート に当該アイテムを含めます。
座標系 - 測定値のレポートに使用する アライメント を選択します。
検査中にアライメントを指定するには、[<アクティブアライメント>]を選択します。その後、アクティブアライメント リストから選択、または、検査シーケンスに アクティブアライメントアイテム を追加して、アライメントを選択することができます。
開始角度 - 方向 ベクトルに相対し、フィーチャーの開始角度を入力します。 角度、または、弧度による設定が可能です。
終了角度 - 方向 ベクトルに相対し、フィーチャーの終了角度を入力します。 角度、または、弧度による設定が可能です。
[素材サイド]: フィーチャーの測定を開始するサイドを選択します。選択
[フィッティングアルゴリズム]: アイテムの算出に使用するアルゴリズムを選択します。選択
直径 - フィーチャーの 半径、または、直径 の規定値とトレランスを入力します。
円筒度 - 正の最大偏差を持つポイントと、ベストフィット円筒からの負の最大偏差間の、最大 許容差異を入力します。正負の最大偏差間の差異が、最大 値を超過する場合、円筒度はトレランス外となります。
円筒度を測定する場合、PowerInspect は、ポイントからベストフィット円筒(C1)を算出します。その後、ベストフィット円筒から、両方向で最も遠いポイントを通過する 2 つの同軸円筒(C2 と C3)を作成します。
円筒度 値は、半径 C2 と C3 の差異になります。
方向ベクトル - フィーチャーの軸方向の規定値とトレランスを入力します。
基準点 - フィーチャー底部の中心位置を入力します。
高さ - フィーチャーの高さを入力します。
方向 - 部分円筒のプローブパスの作成時に、開始角度、および、終了角度 の算出に使用するベクトルを指定します。
自動了解有効 - 指定 ポイント 数を取得すると、アイテムの測定値を保存します。検査シーケンスの一部としてアイテムを実行すると、PowerInspect は、自動的に次のアイテムに移ります。測定ポイント数を選択し、測定値を手動で保存するには、このオプションを選択解除します。 このオプションは、アイテムにプローブ パスがない場合にのみ使用できます。
ポイントソース - このタブを選択して、当該アイテムの測定に、別のアイテムからの測定ポイントを使用します。
例えば、このタブを使用して、円筒の上部と底部で測定された、円の測定値を組合せて、測定済みの円筒を作成することができます。
測定ポイントのソースを指定するには、利用可能なソース リストから 1 つ以上のアイテムを選択し、 をクリックします。これにより、選択された ソース リストにアイテムが追加されます。
ソースを削除するには、選択されたソース リストからアイテム選択し、 をクリックします。
OK をクリックして変更を保存し、ダイアログを閉じます。