注: このトピックは Roombook ユーザのみが対象です。
ドイツの VOB 標準では、計算数量で使用するルールを複数指定します。国際規格では、特別な計算規則を使用せずに実際の数量を計算します。
Roombook は、VOB に基づいたルーム量の計算で非常に役立ちます。VOB に基づいた数量計算の実行は、次の場所で操作できます。
-
をクリックします。
現在の規格が表示されます。
- [VOB 標準 (ドイツ)]計算標準が現在の設定になっていることを確認します。
- 必要に応じて、[変更]をクリックして規格を切り替えます。
- 設定を定義し、[OK]をクリックします。
計算標準が変更されます。
- 新しい設定を使用して計算処理を開始するには、
をクリックします。
注: できれば、手動による変更が失われることが分かっている場合を除き、図面内の計算標準を変更しないでください。
- VOB 標準
- ドイツの VOB 標準には、ルーム量の計算で使用するルールのセットが指定されています。
- サブエリア
- 必要に応じて一部のオブジェクトを、サブエリアとして考慮するかどうかを指定できます([はい]または[いいえ]で切り替え)。
- 干渉をサブエリアとして考慮
- ボディ モディファイヤをサブエリアとして考慮
該当するオブジェクトを、必要に応じてリストしたり、サブエリアとして計算することができます。
- VOB
- 数量の計算対象となる施工物に応じて、サブエリアを差し引くルールが異なります。
VOB の既定の設定は次のとおりです。
- 2.50 m² までのサイズの壁の開口部を無視する(計算されない)。
- 0.10 m² までのサイズの床および天井の開口部を無視する(計算されない)。
- [開口部を無視]を切り替えると、すべての開口部がサイズにかかわらず計算に含まれます。これは、実際の数量の計算に相当します。
- 別のエリア値を入力すると、開口部測定システムが調整されます。これは、施工物単位で VOB に基づいた数量計算を行う場合に必要になることがあります。
- 壁の開口部
- 既定では、このオプションに値として 2.5 m² が指定されて有効になっています。
- 床と天井の開口部
- 既定では、このオプションに値として 0.10 m² が指定されて有効になっています。この方法では、このサイズまでの床と天井の開口部が無視されます。これより大きいすべての開口部が計算されます。
- 値を変更する
- 編集フィールドに別の値を入力するだけで、計算設定をいつでも変更することができます。次のルーム量計算が、現在の計算規則を使用して実行されます。この方法では、VOB に基づいてルーム量を計算することができます。
- ルールの例外
- ルールの例外を定義することができます。つまり、サイズにかかわらず個々の開口部を計算できます。
これらの個々の変更は、[ルーム量]ダイアログ ボックスの[計算された数量]領域の[サブ エリア]列で、[VOB の計算]をクリックして切り替えることで行うことができます。
VOB に基づいた数量計算を行わず、実際の数量を計算する場合は、2 つのオプションを[開口部を無視: いいえ]に設定します。
この方法で、すべての開口部がサイズに関係なく計算されます。