データベース間でデータをコピーする

データは、2 つのオンプレミス データベースまたは 2 つのクラウド データベースの間、オンプレミス データベースまたはクラウド データベースと移動可能データベースの間、または 2 つの移動可能データベースの間でコピーできます。

最新でないオンプレミス データベースをゲスト データベースとして開いて、同じマシンまたはネットワーク上の 2 つのオンプレミス データベース間、同じハブおよびプロジェクト上の 2 つのクラウド データベース間、またはオンプレミス データベースとクラウド データベースの間でデータをコピーできます。

注: ゲストとして開いているオンプレミス データベースからコピーしたデータをクラウド データベースに貼り付けることはできますが、現時点では、ゲストとして開いているクラウド データベースからオンプレミス データベースにデータを貼り付けることはできません。

移動可能データベースは以下のデータ転送に使用できます。

コピーと貼り付け

オブジェクトのコピーと貼り付けは、データベース内と同様にデータベース間でも行われます。ただし、バージョン管理項目もコピーできる点が異なります。

コピーと貼り付けは再帰的です。オブジェクトをコピーすると、そのオブジェクトのすべての子孫も一緒にコピーされます。たとえば、保管クエリー グループをコピーすると、親保管クエリー グループに含まれるすべてのクエリーと保管クエリー グループもコピーされます。

バージョン管理項目には、このルールが適用されません。次のオプションがあります。

データベースをコピーするには、次の 2 つの方法があります。

データベース間でデータをコピーするには、次のようにします。

  1. 現在のデータベースからコピーするデータベースを作成します。
  2. 現在のデータベースをエクスプローラ ウィンドウに表示します。
  3. コピーする別のオンプレミス データベースまたはクラウド データベース、あるいは移動可能データベースを開きます。
    • オンプレミス データベースまたはクラウド データベースの場合は、[ファイル] | [開く] | [他のデータベースをゲストとして開く]を選択し、必要なデータベースを選択します。(複数のゲスト データベースを開くことができます)。
    • 移動可能データベースの場合は、[ファイル] | [開く] | [移動可能データベースを開く]を選択し、必要なデータベースを選択します。(複数の移動可能データベースを開くことができます)。
  4. 現在のデータベースのエクスプローラ ウィンドウで、コピーするデータの最上位を右クリックします。

    たとえば、モデル グループ全体や、モデル グループ内の任意の項目(ネットワークや選択リスト グループなど)を選択できます。

  5. バージョン管理されていない項目の場合は、コンテキスト メニューから[コピー] | [移動対象として選択]を選択します。
  6. ネットワークやその他のバージョン管理項目の場合は、次の 2 つのサブメニュー オプションのどちらかを選択します。
    • 単独で(選択したバージョン管理項目のみをコピー)
    • 子と一緒に(選択したバージョン管理項目を、そのすべてのバージョンおよびブランチと一緒にコピーします)
  7. コピー先のデータベースのエクスプローラ ウィンドウで、コピー後のデータを含める先の項目を右クリックし、ポップアップ メニューから[貼り付け]を選択します。

データベース内でコピーして合併モデルに変換するには、次のようにします。

  1. [ファイル] | [データベース設定]を選択し、[バージョン管理を合併]オプションを選択します。
  2. ネットワークとコントロールがチェックインされていることを確認します。チェックアウトされているバージョンは変換から除外されます。
  3. 現在のデータベースをエクスプローラ ウィンドウに表示します。
  4. コピーする別のオンプレミス データベースまたはクラウド データベース、あるいは移動可能データベースを開きます。
    • オンプレミス データベースまたはクラウド データベースの場合は、[ファイル] | [開く] | [他のデータベースをゲストとして開く]を選択し、必要なデータベースを選択します。(複数のゲスト データベースを開くことができます)。
    • 移動可能データベースの場合は、[ファイル] | [開く] | [移動可能データベースを開く]を選択し、必要なデータベースを選択します。(複数の移動可能データベースを開くことができます)。
  5. 現在のデータベースのエクスプローラ ウィンドウで、コピーするデータの最上位を右クリックした後、コンテキスト メニューから[コピー]を選択します。

    たとえば、モデル グループ全体や、モデル グループ内の任意の項目(ネットワークや選択リスト グループなど)を選択できます。

  6. バージョン管理されていない項目の場合は、コンテキスト メニューから[コピー] | [移動対象として選択]を選択します。
  7. ネットワークやその他のバージョン管理項目の場合は、次の 2 つのサブメニュー オプションのどちらかを選択します。
    • 単独で(選択したバージョン管理項目のみをコピー)
    • 子と一緒に(選択したバージョン管理項目を、そのすべてのバージョンおよびブランチと一緒にコピーします)
  8. コピー先のデータベースのエクスプローラ ウィンドウで、コピー後のデータを含める先の項目を右クリックし、ポップアップ メニューから[詳細] | [[モデル グループ] を貼り付けて合併モデルに変換]を選択します。
注:

選択したレベル以下のデータの項目がすべてコピーされます。データの貼り付け先として可能なのは、適切なタイプの項目のみであることに注意してください。たとえば、選択リストをコピーする場合、貼り付け先は選択リスト グループでなければなりません。

このプロセスは、データ項目の任意の組み合わせがデータベースにコピーされるように、必要に応じて何度でも繰り返すことができます。

Windows エクスプローラまたはファイル エクスプローラを使ってデータベースをコピーしないようにしてください。

確実に安全だと言える唯一の解決策は、オンプレミス データベースまたはクラウド データベースをコピーする場合、Windows エクスプローラまたはファイル エクスプローラを使用しないようにすることです。

どのオンプレミス データベースにもそれぞれ一意のデータベース識別子があり、どのクラウド データベースにもそれぞれ固有の識別子があります。これらの識別子は、作業フォルダ内のファイルや、場合によってはデータベース自体の一部を構成するファイルを管理するために使用されます。

2 つのデータベースに同じ一意のデータベース ID や固有の識別子があると、作業ファイルの整合性が失われ、データの損失や破損のリスクが非常に高くなります。ネットワークの作業コピーは、同じルート ネットワークに基づいている可能性があるため、こうした問題の発生に気づくのは困難です。

メモ

バージョン間

貼り付けて合併モデルに変換する

[貼り付けて合併モデルに変換する]オプションを使うと、データベース全体またはモデル グループが、バージョン管理を合併するように変換されます。モデル グループのコピーが作成されますが、元のモデル グループは変更されません。すべてのバージョン管理オブジェクトが、バージョン管理の合併モデルに変換されます。ランおよびその他のオブジェクトがコピーされ、新しいオブジェクトを使用するように修正されます。

注:

このオプションを使用すると、次のようにして、ロック バージョン オブジェクトが合併バージョン オブジェクトに変換されます。

既に合併スタイルに含まれているバージョン管理オブジェクトのデータベースまたはモデル グループは、変更なしでコピーされます。

ランやその他のオブジェクトがコピーされ、それらの参照が更新されます。基線オブジェクトはコピーされますが、変換はされません。ランまたは基線の参照先が、異なるモデル グループに存在する項目の場合、それらの項目もコピーされ、それら自体のモデル グループのコピー内に配置されます。

重複したオブジェクト

InfoWorks WS Pro データベース(オンプレミス データベース、クラウド データベース、または移動可能データベース)内のすべてのオブジェクトは、グローバル一意 ID (GUID)によって識別されます。

InfoWorks WS Pro は、データベースにコピーされるオブジェクトがデータベース内に既に存在するかどうかをチェックします。オブジェクトが重複している場合、[重複アイテムのコピー]ダイアログが表示されます。

オブジェクトは上書きされません。

オンプレミス データベースでのランとシミュレーション結果

ランまたはシミュレーション結果をデータベース間でコピーする場合、正しい手順に従う限り、ランの再現に必要な関連データもコピーされます。

注: 関連データを自動的にコピーするには、コピー先データベースのモデル グループにランを貼り付ける必要があります。これには、ルート(最上位レベル)のモデル グループが含まれます。

ランをコピー先データベース内のラン グループに貼り付けると、次のようになります。

関係については、以下に示されている点に注意してください。推奨される方法は、データをモデル グループに適切に編成した後、モデル グループ全体をデータベース間でコピーすることです。

シミュレーション結果をコピーする場合は、[シミュレーション結果と地形モデルのコピー]ダイアログが表示されます。これにより、コピー対象として選択されているシミュレーション結果が一覧表示されます。シミュレーション結果または地形モデルをコピーしないという選択も可能であることに注意してください。地形モデル データはかなり大きくなる可能性があり、そのような場合、それらをコピー操作から除外する機能は非常に便利です。ランを再現するために必要なモデル データは、常にコピーされます。

注: サーバーではなくローカルに保存されているシミュレーション結果をコピーする場合、2 つのデータベースが同じリモート ルート フォルダを共有している場合にのみコピー操作が成功します。結果の保存場所が不明な場合は、「結果を管理する」を参照してください。

クラウド データベースでのランとシミュレーション結果

クラウド データベースからランをコピーする場合、正しい手順に従う限り、ランの再現に必要な関連データもコピーされます。

ランをコピー先データベースのラン グループに貼り付けると、次のようになります。

  • 関連データ(ネットワークなど)が以前にコピー先データベースにコピーされている場合、InfoWorks WS Pro によりランとそのデータの関係が復元されます。

  • 関連データがランの後にコピーされた場合、関係は復元されません。

推奨される方法は、データをモデル グループに適切に編成した後、モデル グループ全体をデータベース間でコピーすることです。

コピー後のクラウド データベースに含まれるランのシミュレーション結果は、InfoWorks WS Pro に貼り付けられません。ただし、InfoWorks WS Pro でランを宛先データベースに貼り付けると、エクスプローラ ウィンドウ内の該当するランの下に、使用できない結果のシミュレーション ステータス アイコン()が表示されます。このようなシミュレーションの結果を確認するには、InfoWorks WS Pro での再実行が必要です。

関係

オブジェクトに他のオブジェクトへの参照が含まれている場合は、これらの関係が維持されるようにするため、すべてのオブジェクトをまとめてコピーする必要があります。

オブジェクトが個別にコピーされる場合は、参照元オブジェクトより先に参照先オブジェクトをコピーする必要があります。

コピー先データベースに存在しない項目を参照するデータをコピーしようとすると、[未解決の参照]ダイアログが表示されます。転送を続行すると、参照先データが失われてしまいます。後でその参照を復元することはできません。

ワークスペース

データベース間でワークスペースをコピーすると、新しいデータベースでそのワークスペースを再作成するために必要なすべての基礎データが、InfoWorks WS Pro により自動的にコピーされます。このデータを自分で選択する必要はありません。この非常に強力な機能により、完全なプロジェクトをデータベース間で簡単かつシンプルに転送できます。チェックアウトされたバージョン管理オブジェクトはコピーされないことに注意してください。

基線

データベース間でベースラインをコピーする場合、IWLive Pro Operator Client ワークスペース情報は自動的にはコピーされません。IWLive Pro Operator Client ワークスペースには、現在 IWLive Pro Operator Clientで開かれているウィンドウのレイアウト、書式、コンテンツ、サイズ設定が含まれています。

これらの書式パラメータはユーザーごとに保存され、IWLive Pro Operator Client ワークスペース内に格納されており、簡単に再利用できます。

IWLive Pro Operator Client ワークスペース情報は、エクスプローラ ウィンドウでソース データベース エントリを右クリックし、 [IWLive Pro Operator Client ワークスペースをコピー] を選択することでコピーできます。コンテキスト メニューから [IWLive Pro Operator Client ワークスペースを貼り付け] を選択することで、それをターゲット データベースに貼り付けます。

注: データベース間で基線をコピーする場合、ワークスペースをコピーする前に、まずその基線(またはその基線を含むモデル グループ)をコピーする必要があります。

ワークスペースを最初にコピーした場合に、基線オブジェクトがコピー先のデータベースに存在しないなら、警告が表示されます。