構造拘束

静的シミュレーションでは、自由な並進移動、回転運動など、剛体の動きをすべて防ぐ必要があります。このプロセスのことを「モデルを静的に安定させる」と言います。そのためには、面に固定拘束を適用するか、面、エッジ、または頂点の部分的な拘束を組み合わせます。

構造拘束のアイコン 構造拘束は、次のシミュレーション スタディでは必要ありません。

熱解析スタディのアイコン 熱解析スタディ

電子部品の冷却スタディのアイコン 電子部品の冷却スタディ

モード周波数スタディのアイコン モード周波数スタディ

構造拘束には次のものが含まれます。

拘束 使用目的
固定拘束のアイコン 固定 選択した方向に移動できなくなります。既定では、3 つすべてのグローバル方向が拘束されます。
摩擦なし拘束のアイコン 摩擦なし サーフェスの法線方向に移動できなくなります。
ピン拘束のアイコン ピン 半径方向、軸方向、または接線方向に移動できなくなります。この拘束は円柱サーフェス(円柱全体またはセグメント)にのみ適用されます。
強制変位拘束のアイコン 強制変位 固定拘束と同様に、選択した方向への移動を防ぎます。ただし、エンティティは変位した位置に保持されます。変位コンポーネントは 3 つのグローバルな方向について個別に指定することができます。
リモート拘束のアイコン リモート拘束 固定拘束と同様に、選択した方向への移動を防ぎます。ただし、拘束がリモート位置に配置されている場合は除きます。6 つの自由度がすべて固定されている場合、リモート拘束は固定拘束と同じです。