stingray.Vector3Box オブジェクト リファレンス

説明

複数のフレームにわたって Vector3 オブジェクトを格納する「ボックス」です。

通常、ベクトルは、単一のフレーム内でのみ問題なく使用できる一時的なオブジェクトです。複数のフレームで使用するためにベクトル値を保持することが必要な場合は、Vector3Box.store() を呼び出してベクトルを Vector3Box に保管し、Vector3Box.unbox() を呼び出して、保管した値を取得します。

詳細については、「オブジェクトのライフタイムとユーザデータのバインド」を参照してください。

演算子

コンポーネントへのアクセス: []

[] 演算子を使用すると、コンポーネント値を設定および取得できます。X コンポーネントにはインデックス 1 または "x"、Y コンポーネントには 2 または "y"、Z コンポーネントには 3 または "z" を使用します。たとえば、次のようになります。

yComponentValue = vectorBox[2]
zComponentValue = vectorBox["z"]

コンストラクタとアクセサ

stingray.Script.deserialize() stingray.Vector3Box() stingray.Vector3Box() stingray.Vector3Box()

関連サンプル コード

Appkit: /app.lua Appkit: /input_mapper.lua Appkit: /player_util.lua Appkit: /unit_controller.lua 基本テンプレート: /player_hud.lua 基本テンプレート: /player.lua キャラクタ テンプレート: /input_mapper.lua キャラクタ テンプレート: /player_hud.lua キャラクタ テンプレート: /player.lua 車両テンプレート: /player_hud.lua 車両テンプレート: /player.lua 車両テンプレート: /vehicle_follow_cam.lua 車両テンプレート: /vehicle_unit_controller.lua Oculus VR テンプレート: /player.lua Steam VR テンプレート: /player.lua

その他の関連リファレンス項目

	stingray.Cloud stingray.SaveSystem
	stingray.Script.serialize() stingray.Vector3.to_string()
	Math

この参照ページは、次の概要トピックと関連付けられています

	「ゲームプレイを作成する > Lua でスクリプトを作成する > Lua API を使用する > オブジェクトのライフタイムとユーザデータのバインド」
	「ゲームをプレイテストする > メモリ使用量を最適化する」

データ メンバー

x : number ボックスに最後に保管された X 軸コンポーネント値です。

y : number ボックスに最後に保管された Y 軸コンポーネント値です。

z : number ボックスに最後に保管された Z 軸コンポーネント値です。

関数

store ( self, vector ) 指定されたベクトル値をボックスに保管します。

パラメータ

self :	stingray.Vector3Box	この関数を機能させるオブジェクト インスタンスを指定します。 このオブジェクトのインスタンスでこの関数を呼び出すために、コロン : 呼び出し構文を使用できます。その場合、このパラメータは省略する必要があります。詳細については、この Stingray ヘルプ トピック、または Lua ドキュメントのこのページを参照してください。
vector :	stingray.Vector3	ボックスに格納するベクトルです。

戻り値

この関数は値を返しません。

store ( self, x, y, z ) 指定されたベクトル値をボックスに保管します。

パラメータ

self :	stingray.Vector3Box	この関数を機能させるオブジェクト インスタンスを指定します。 このオブジェクトのインスタンスでこの関数を呼び出すために、コロン : 呼び出し構文を使用できます。その場合、このパラメータは省略する必要があります。詳細については、この Stingray ヘルプ トピック、または Lua ドキュメントのこのページを参照してください。
x :	number	ボックスに格納する X コンポーネント値。
y :	number	ボックスに格納する Y コンポーネント値。
z :	number	ボックスに格納する Z コンポーネント値。

戻り値

この関数は値を返しません。

unbox ( self ) : stingray.Vector3 指定されたボックスに最後に保管されたベクトルを取得します。

パラメータ

self :

stingray.Vector3Box

この関数を機能させるオブジェクト インスタンスを指定します。 このオブジェクトのインスタンスでこの関数を呼び出すために、コロン : 呼び出し構文を使用できます。その場合、このパラメータは省略する必要があります。詳細については、この Stingray ヘルプ トピック、または Lua ドキュメントのこのページを参照してください。

戻り値

stingray.Vector3

ボックスから取得されたベクトルです。