[方法]ダイアログ ボックスの[ドレープ]セクションを使用して、サーフェス用のフラット パターンを生成します。フラット パターン(または「平面」)は、サーフェスに手動で適用(または「ドレープ」)できる複数の繊維断片を表す大きい形状です。TruPlan は、繊維の配置方法、およびサーフェスの不均一部分で繊維がどのように歪むかをモデル化します。
インポートされた平面について
ソース ファイルに平面が存在する場合(サードパーティ製プログラムで作成)、TruPlan ブラウザではそれぞれの層の下に表示されますが、ユーザが作成する方法の一部ではなく、TruPlan のドレープ設定の影響を受けません。
ドレープ設定の調整について
[ドレープ]の下の[方法]ダイアログ ボックスで[平面を作成]オプションを使用すると、フラット ジオメトリが方法の下に作成され、ソース ファイルからインポートされたどの平面よりも優先されます(ネストやレーザー投影データを生成するための平面も含まれます)。
[方法]ダイアログ ボックスの[ドレープ]セクションは、伝播モードが[繊維のドレープ]に設定されている場合にのみ使用できます。
- [剛性比]: セルの対角線方向に対する縦方向の剛性の比率。許容される範囲は 50 ~ 10,000 です。推奨される開始値は 500 です。
- [エネルギー最小化係数]: ドレープ コンポジットの歪みエネルギーが最小になる位置へノードを移動するための補正係数。許容される範囲は 0 ~ 1 です。推奨される開始値は 0.50 です。
- [平面を作成]: 層の平坦化形状のセットを作成します。1 つまたは複数の平坦化されたコンターが作成され、サーフェスに重ねられます。後で平面を手動で編集することはできますが、修正されたドレープ設定を使用してこの方法を再生成すると新しい平坦化形状が作成され、行った手動編集内容は上書きされます。
方法を作成すると、TruPlan ブラウザ内のその方法の下にドレープ ノードが作成されます。
- ドレープ メッシュ: 他のメッシュ タイプに似ていますが、これは数学的に横糸の値に基づいて層サーフェスをグリッドに分割します。横糸の値を小さくすると平面の品質は良くなりますが、ファイル サイズとパフォーマンスへの影響が増大します。また、ドレープ メッシュは[剛性比]および[エネルギー最小化係数]の値の影響も受けます。層の境界を越えて拡張されるように、十分なメッシュが作成されます。
- フラット コンター: ドレープに使用するマテリアルの平坦化形状。[方法]ダイアログ ボックスで[平面を作成]を選択した場合にのみ作成されます。これらは、アプリケーション ウィンドウ内のサーフェスに重ねられるか、または付近に配置されます。または、レイアップに含まれている場合は平坦化する平面に重ねられます。TruPlan ブラウザでは、方法のフラット パターン ノードの下に各コンターのノードが作成されます。層が持っている境界ごとに、専用のフラット コンターが作成されます。[層]ダイアログ ボックスで、コンターを編集することができ、それらが基づいている境界を変更することもできます。
- 平先: フラット パターンに転送されるシード点です。ドレープ処理を開始するための基準点として機能します。