複合材料の各ユーザ材料定数の詳細を表示します。
ユーザ材料定数セットは、*USER MATERIAL キーワード ステートメントの直後に続くデータ行に入力されます。Helius PFA ユーザ定義材料サブルーチンはこれらの定数を使用して、複合材料に使用されるマルチスケール構成関係の正確なフォームを決定します。どのタイプの材料でも、ユーザ材料定数の数は、3~18 の範囲内である必要があります。次の表は各定数値の許容範囲と、各ユーザ材料定数によってコントロールされる機能を簡単に説明します。
複合材料のユーザ材料定数
UMC | ユーザ材料定数でコントロールされる構成問題 | 許容値 |
---|---|---|
1 | 単位系 | 1, 2, 3, 4, 5 |
2 | 主要材料座標系 |
一方向 → 1、2 織物 → 1、2、3 |
3 | 進行性破損解析 |
一方向 → 0(オフ)、1(オン) 織物 → 0(オフ)、1 または 2(オン) |
4 | 破損前非線形性 |
一方向 → 0(オフ)、1(オン) 織物 → 0(オフ)、1(オン) |
5 | 損傷の進展方法 |
0(瞬間的) 2 (エネルギーベース - 一方向のみ) |
6 | 静水圧による強化 | 0(オフ)、1(オン - 一方向のみ) |
7 | 温度 |
-1 (温度依存をアクティブ化) 値 ≥ 0.0(mdata ファイル内の環境に対応する温度) |
8 | 破損基準 |
一方向 → -1、0、1、2、3、4、5、6、7、8 織物 → -1、0、1、2 |
9 | 補助基準パラメータ | -1.0 ≤ 値 ≤ 1.0 |
10 | 補助基準パラメータ | > 0 でなければならない |
11 | 平均要素厚さ/劣化時間 | > 0 でなければならない/≥ 0 でなければならない |
12 | 母材破損後剛性/母材劣化エネルギー | 0 < 値 ≤ 1/> 0 でなければならない |
13 | 繊維破損後剛性 | 0 < 値 ≤ 1 |
14 | 繊維劣化エネルギー | > 0 でなければならない |
15 | 未使用 | 空白 |
16 | 含水率 |
mdata ファイルの環境に対応する湿度フラグ: 0(環境)、1(乾性)、2(湿潤) |
17 | 母材ひずみ速度強化パラメータ | ≥ 0 でなければならない |
18 | 繊維ひずみ速度強化パラメータ | ≥ 0 でなければならない |
付録 A の残りのセクションは、複合材料を表すために使用するマルチスケール構成関係に定数が与える影響を含めて、各材料定数の詳細について説明します。