代理オブジェクトの方向を指定する

動作の目的の 1 つは、シミュレーション時に代理オブジェクトを特定の方向に動かすことです。

以下の動作を使用して、代理オブジェクトの方向を指定できます。

動作を設定したら、[動作の割り当て](Behavior Assignments)を使用して、その動作を代理オブジェクトまたはチームに割り当てる必要があります。

手順

探査動作を使用するには:

  1. 群集ヘルパーを 選択し、 [修正](Modify)パネルに移動します。
  2. [セットアップ](Setup)ロールアウト [動作](Behaviors)領域で、[新規作成](New)をクリックします。[探査動作](Seek Behavior)を選択します。

    [セットアップ](Setup)ロールアウトの下に[探査動作](Seek Behavior)ロールアウトが表示されます。

  3. [探査動作](Seek Behavior)ロールアウトでは、代理オブジェクトが探査するオブジェクトを 1 つだけ追加する場合は[なし](None)をクリックし、複数のオブジェクトを追加する場合は ([複数選択](Multiple Selection))をクリックします。
  4. 既定値の設定を必要に応じて変更します。

壁探査動作を使用するには:

  1. [作成](Create)パネルで ([ヘルパー](Helpers))をクリックしてから、[グリッド](Grid)をクリックします。シーン内でグリッドを作成します。
    ヒント: 最良の結果を得るには、動作で使用するグリッドを[ミラー](Mirror)を使用してコピーしないでください。代わりに、Shift+クローンを使用してください。
  2. グリッドを 移動および 回転しながら配置します。
    ヒント: 壁探査動作では、代理オブジェクトがグリッドのローカル Z 軸の方向に引きつけられます。グリッドを選択したまま、ローカル座標系を使用して Z 軸の方向をビューポート内に表示します。Z 軸の矢印が Z 軸の正の方向を指します。Z 軸の方向を確認しておけば、動作を効率的に設定できます。
  3. 群集オブジェクトを 選択して、壁探査動作を追加します。
  4. [壁探査動作](Wall Seek Behavior)ロールアウトで[なし](None)をクリックして、グリッドを選択します。
  5. [正方向の軸](Positive Axis)を選択すると、代理オブジェクトがグリッドの Z 軸側に引きつけられます。[負方向の軸](Negative Axis)を選択すると、グリッドの反対側に引きつけられます。[両方](Both)を選択すると、両側に引きつけられます。
  6. 代理オブジェクトが(シーン内の任意の位置ではなく)グリッドの前の指定された領域に存在する場合にのみ、代理オブジェクトをグリッドに引きつける場合は、[距離を使用](Use Distance)をオンにします。[内側の距離](Inner Distance)および[外側の距離](Outer Distance)パラメータを使用して、代理オブジェクトをグリッドに引きつける領域を設定します。[距離を表示](Display Distance)をオンにして、ビューポート内で距離を確認します。

パス追跡動作を使用するには:

  1. [作成](Create)パネルで ([シェイプ](Shapes))をクリックします。代理オブジェクトのパスとして使用するシェイプを追加します。
  2. 群集オブジェクトにパス追跡動作を追加します。
  3. [パス追跡動作](Path Follow Behavior)ロールアウトで、[なし](None)ボタンをクリックして、代理オブジェクトが追跡するシェイプを選択します。
  4. 代理オブジェクトがパスからはずれることができる単位数を[半径](Radius)パラメータに設定します。必要に応じて、他の設定を変更します。

サーフェス到着動作を使用するには:

  1. サーフェス到着動作を群集オブジェクトに追加します。
  2. オブジェクトを追加して、シーンに対するターゲット サーフェスとして機能させます。
    注: 複数のオブジェクトを使用する場合、代理オブジェクトは一番近いオブジェクトのサーフェスに到達します。
  3. [サーフェス到着動作](Surface Arrive Behavior)ロールアウトでは、[なし](None)または ([複数選択](Multiple Selection))をクリックして、1 つ以上のターゲット オブジェクトを指定します。
  4. [位置](Location)領域の設定を使用して、ターゲット オブジェクトに到達したときに代理オブジェクトが停止する位置を決定します。
  5. [位置](Position)領域の設定を使用して、代理オブジェクトがターゲットに近づいたときの代理オブジェクトの動作を決定します。

サーフェス追跡動作を使用するには:

  1. サーフェス追跡動作を群集オブジェクトに追加します。
  2. オブジェクトを追加して、シーンに対する追跡のサーフェスとして機能させます。
    注: 複数のオブジェクトを使用する場合は、隣接するサーフェスを構成するように交わっていることが必要です。各代理オブジェクトは直近のサーフェスに移動し、その次に近いもの、さらにその次、というように移動します。
  3. [サーフェス追跡動作](Surface Follow Behavior)ロールアウトで[なし](None)または ([複数選択](Multiple Selection))をクリックして、割り当てられたオブジェクトが追跡するサーフェスを保持するオブジェクトを指定します。
  4. 必要に応じて、[投影ベクトル](Projection Vector)領域の設定を使用して、代理オブジェクトを特定の方向に移動します。