アセンブリ関係

Fusion の [デザイン] 作業スペースでは、アセンブリ内のコンポーネント間にさまざまなタイプの関係を作成して、それらの相対的な位置、自由度、およびモーションを定義することができます。

コンポーネント間の関係を作成および修正するには、 [デザイン] > [アセンブリ] パネルの次のツールを使用します。

コンポーネント間に新しい関係を作成すると、その関係が [ブラウザ] > [関係] フォルダに表示されます。

ブラウザ内のアセンブリ関係フォルダ

アセンブリ拘束

拘束は、2 つ以上のコンポーネントを相互に相対的な位置に配置するようにジオメトリを拘束するアセンブリ関係です。

拘束を使用して、可動自由度(DOF)をロックし、コンポーネント間の関係の複雑さを軽減します。複数の拘束を同時に作成して、セットとして定義することもできます。

拘束のアクセス ポイント

アセンブリ拘束を操作できるアクセス ポイントは 2 つあります。

拘束のアクセス ポイント

  1. ブラウザ[関係] > [拘束] フォルダ内
  2. タイムライン

ジョイント

[ジョイント] は、アセンブリ内の 2 つのコンポーネント間の相対的な位置とモーションを定義するメカニカル アセンブリ関係です。[ジョイントの原点] (カスタム座標系)を使用して、コンポーネント同士をスナップさせます。

コンポーネントを移動してアセンブリをデザインする際、モーションのシミュレーションはプロトタイプ作成プロセスの重要な部分になります。

Fusion では、アセンブリ関係によってコンポーネント間の関係の複雑さが軽減され、コンポーネントができないことではなく、なにが実行できるかに焦点を当てることができます。これは、利用できる自由度(DOF)をロックしてモーションを制限する、拘束やメイトなどの他の手法とは異なります。このような手法では、アセンブリ内のコンポーネントが確実に意図したとおりに移動するように、関係する基本的な物理特性と計算を理解する必要があります。

一方、ジョイントはコンポーネント間のモーションを定義し、必要な自由度だけを残してそのモーションを作成します。これにより、物理特性をそれほど深く理解していなくても、モーションとその結果を理解することができるようになります。

ジョイントのアクセス ポイント

アセンブリ内に作成したジョイントを操作できるアクセス ポイントは 3 つあります。

ジョイントのアクセス ポイント

  1. ブラウザ[関係] > [ジョイント] フォルダ内
  2. キャンバス でコンポーネントに対して直接(ジョイントタイプのアイコンで指定)
  3. タイムライン
注: ブラウザの各サブアセンブリには、サブアセンブリ内でのコンポーネント間のジョイントを含む独自の [ジョイント] フォルダがあります。

キャンバスまたはブラウザで既存のジョイントを右クリックし、次の追加ツールを使用してジョイントを修正することができます。