工具ライブラリ

工具ライブラリを使用すると、標準の Fusion ライブラリからの既存の工具の選択、カスタム ライブラリの作成、および工具とホルダーの作成とコピーを行うことができます。各工具に、複数の切削データのパラメータ(送りと速度)を関連付けることができます。

[工具ライブラリ]を使用して、次を作成および管理できます。

• ミル、旋盤、切削(ウォータージェット、レーザー カッター、プラズマ カッター)、タッチ プローブ、およびホルダーの工具

• 定義済みの工具とプロジェクト ドキュメントのライブラリ

工具ライブラリは、3 つの一般的なセクションに分かれています。

1. 工具ライブラリ
2. 工具と工具切削データ
3. フィルタと工具情報

1.工具ライブラリ

ライブラリ パネルには、複数のライブラリ タイプが含まれています。

• Fusion ライブラリやベンダー ライブラリなどの標準工具ライブラリ。Fusion ライブラリでは、工具はプローブ、ホルダー、旋盤などのプロセス タイプで分けられ、さらにホルダー(インチ)工具やホルダー(メートル)工具など、単位によって分けられています。

• ローカル ライブラリやクラウド ライブラリなどの個人用工具ライブラリ。

  注: クラウド ライブラリが表示されない場合は、[基本設定] > [一般] > [製造] に移動して、[クラウド ライブラリを有効にする] を選択します。

• ドキュメント ライブラリ。

  注: ベンダー ライブラリが工具ライブラリに直接含まれていれば、お客様に徐々に配布されるようになります。ベンダー ライブラリが使用できない場合は、[ベンダー ライブラリをダウンロード]をクリックして「Tools for Autodesk Fusion」 Web サイトにアクセスします。このサイトでは、Fusion の読み取り専用工具をダウンロードしてから、個人用工具ライブラリにインポートすることができます。

  

2.工具と工具切削データ

中央のパネルには、現在選択されているライブラリ内の工具が表示されます。ここでは、次の操作を実行できます。

• テーブルの列に表示されている工具プロパティのリストをカスタマイズします。

• 列の順序を変更します。

• 列の幅を変更します。

切削データ テーブルには、カスタマイズされた送りと速度のデータを含む工具プリセットが表示されます。

ライブラリ アイテムを作成、編集する

既存の工具を修正するには、[編集] をクリックします。これにより、[選択ツール]ダイアログが開き、編集可能なプロパティがすべて表示されます。

また、プリセットされた種類の範囲からカスタム ツールを定義することもできます。[新規工具]をクリックし、使用可能なバリアントの 1 つを選択します。次の手順では、[工具を選択]ダイアログで工具の寸法とプロパティを調整できます。

3.フィルタと工具情報

[フィルタ]を使用して、表示される工具を工具カテゴリおよび工具プロパティによって制限します。たとえば、タイプ、直径、刃長などでミル工具をフィルタすることができます。

[情報]タブには、選択した工具のプレビューとパラメータが表示されます。

工具のプレビューには、工具の形状が表示されます。加えた変更を反映して、自動的に更新されます。プレビューの右下隅にグリッドの尺度が、現在選択されている単位で表示されます。工具の編集中は、[刃物]タブ(ホルダーの場合は、[ホルダー ジオメトリ]タブ)で単位を変更できます。

3D 工具プレビュー

3D 工具プレビューは、3D ビューでツールを表示し、ツールを操作すると自動的に更新されます。これにより、次のようなツールの作成や編集時に、すべての詳細を確認することができます。

• カッターがホルダーより小さいミル工具
• インサートがホルダーに適用されているかどうかを確認するのが困難な旋盤工具

プレビューの右下隅にグリッドの尺度が、現在選択されている単位で表示されます。

3D の工具プレビューは、工具を作成または編集するときにも使用できます。

詳細を表示するには、次を使用して工具で操作します。 画面移動: 右クリックしたままドラッグします。 拡大ズーム/縮小ズーム: マウス ホイールを前後にスクロールします。 オービット: クリックしたままドラッグします。 ヒント: [ホーム]ビューをリセットするには、[ホーム] をクリックします。