初めて新しいディスクリプションを作成する場合、Maya は設定された Maya プロジェクト フォルダに xgen フォルダを作成します。既定では、ディスクリプション XDSC ファイル、ポイント XUV ファイルを含むすべての XGen 関連ファイル、およびアトリビュート マップに使用される Ptex ファイル、グルーム可能なスプライン、領域マップ、およびマスクは、プロジェクトの xgen フォルダ内のサブフォルダに格納されます。
${DESC} 変数は、現在のディスクリプションを指すメイン データ パスを指定します。既定では、このデータ パスはディスクリプションを含むコレクションの xgen フォルダにセットされます。XGen は、ディスクリプションがプレビューまたはレンダリングされるときに、すべてのファイルおよびマップにアクセスするためにこのデータ パスを使用します。
たとえば、Maya プロジェクトを設定し、以下を作成したとします。
- GrassDescription という名前のディスクリプションおよび LandscapeCollection という名前のコレクションです。
- landScapeplane という名前のポリゴン メッシュ上。
- ガイドを使用してプリミティブを配置。
Maya は、XGen のために次の既定のデータ構造を生成します。
Ptex およびポイント マップの場所については、「マップ ファイルの場所」を参照してください。
ユーザ、ローカル、およびグローバル ファイルの場所
ファイル リポジトリ、エクスプレッション ライブラリ、およびアーカイブ ファイルを保存する場所を、ユーザ、ローカル、およびグローバルで指定することができます。これらの場所を指定するには、次の環境変数を使用します。
- ユーザ: ${HOME}/xgen
- ローカル: ${XGEN_ROOT}
- グローバル: ${XGEN_LOCATION}
「ユーザ、ローカル、およびグローバルのファイル リポジトリの場所を指定する」を参照してください。
XGen ファイル タイプ
- コレクション(.xgen)
- コレクション ファイル(XGEN)には、XGen モディファイア、パッチ バインド、ガイド アトリビュートなど、すべての関連するディスクリプションに関する情報が格納されます。これらのファイルは、ディスクリプションまたはコレクションの作成時に作成されます。「XGen のコレクション」を参照してください。
- ディスクリプション(.xdsc)
- ディスクリプション ファイル(XDSC)には、プリミティブ アトリビュートの値、プレビュー設定、レンダー設定など、単一の XGen ディスクリプションに関する情報が格納されます。これらのファイルは、ディスクリプションを書き出すときに作成されます。詳細については、「XGen ディスクリプション」および「XGen ファイルを保存およびロードする」を参照してください。
- デルタ(.xgd)
- ディスクリプション コレクションに行った変更に関する情報が格納されます。元の状態を保持しながらディスクリプションを編集するには、このファイルを使用します。「グルームの編集をデルタ ファイルに保存する」を参照してください。
- モディファイア(.xgfx)
- これらのファイルには、XGen モディファイアのインスタンスのためのアトリビュート値が含まれています。同一のディスクリプションまたは他のディスクリプションのモディファイアを転送または再利用するには、このファイルを使用します。モディファイア ファイルには、モディファイア アトリビュートに関する情報のみ含まれています。モディファイアが参照として使用する情報は保存されません。たとえば、束(Clumping)モディファイアのポイントとマップは、モディファイア ファイルには保存されません。この情報はコピーする必要があります。
「XGen モディファイア(XGen Modifiers)」および「Python コマンドを使用して XGen ファイルの書き出しおよび読み込みを行う」を参照してください。
- アーカイブ(.xarc)
- アーカイブされたジオメトリに関連するファイル(テクスチャ、Alembic、レンダー プロキシ ファイルなど)を参照します。「カスタム アーカイブ プリミティブとは」を参照してください。
- Ptex(.ptex)
- 領域マップとマスクには Ptex ファイルを使用します。ペイント ツールを使用して、Maya で Ptex ファイルを作成するか、Autodesk Mudbox 2012 以降で作成された Ptex ファイルを使用します。グルーム可能スプライン アトリビュートも Ptex ファイルとして保存されます。「Ptex マップ ファイルの場所」を参照してください。
- XPD キャッシュ(.xpd)
- ディスクリプション内の各プリミティブのジオメトリ、位置、アトリビュート値に関する、パッチ単位の情報が含まれています。「グルーム ベイク処理モディファイア(Groom Bake Modifier)」および「出力設定」を参照してください。
- ポイント(.xuv)
-
生成されたプリミティブの位置をポイントとして保存します。「ポイントマップを使用する」および「マップを生成(Generate Maps)ウィンドウ」を参照してください。
- パーティクル データベース(.pda、.pdb)
- 生成されたプリミティブをパーティクルとして保存します。「出力設定」および「パーティクル(Particle)」を参照してください。
- ガイド接続(.xgc)
- XGen がメッシュ サーフェイス上のガイドを補間する方法に関する情報が格納されます。詳細については、補間を参照してください。