レイヤ マネージャ(CAT)

レイヤ マネージャは、CAT レイヤ システムのインタフェースです。このロールアウトは、CAT を使用してアニメートするときにレイヤ ワークフローの中心的な役割を果たします。レイヤの追加、削除、上下への移動、グローバルまたはローカル レイヤの重みの調整およびアニメートなどを実行できます。

• リグ パーツを選択 > [モーション](Motion)パネル > [レイヤ マネージャ](Layer Manager)ロールアウト

手順

[レイヤ マネージャ](Layer Manager)ロールアウトにアクセスするには:

1. リグの任意のパーツを 選択します。
2. [モーション](Motion)パネルに切り替えします。
3. [レイヤ マネージャ](Layer Manager)ロールアウトに移動します。

インタフェース

設定/アニメーション モード切り替え

アニメーションと設定の CAT のモードを切り替えます。

リグ カラー モード

フライアウトからモードを選択して、リグのカラー モードを設定します。アニメーション モードでのみ使用できます(前述の説明を参照)。

既定値では、リグは各ボーン()に割り当てられたカラーで表示されます。ただし、レイヤ カラー モード()では、リグ全体のカラーはアクティブ レイヤによって決定され、その下にあるブレンドされたレイヤによって変更されます。

ドープ シート: レイヤの範囲

ドープ シート モードでトラック ビューを開き、すべてのレイヤの範囲を表示します。「範囲ビュー」を参照してください。

レイヤ スタック

現在のリグのすべてのアニメーション レイヤを、それぞれのタイプ、カラー(該当する場合)、[グローバル ウェイト](Global Weight)値とともにリストします。リストの順序はスタックの順序と逆になり、連続するリスト エントリはそれぞれスタックの上位のレベルを表します。レイヤをハイライト表示するには、リスト内でその名前をクリックします。

レイヤ追加

新規レイヤをレイヤ スタックに追加します。[Abs]ボタンをクリックしたまま押し続けてフライアウトを表示し、追加するレイヤ タイプまで下にドラッグしてマウスを放すと、レイヤが作成されます。「レイヤ タイプ」を参照してください。

注: 新しいレイヤは、リストのハイライト表示されたエントリの後、つまり、レイヤ スタックでは強調されたエントリの上に挿入されます。リストの最後(スタックの一番上)にレイヤを追加するには、([利用可能](Available))エントリがハイライト表示されていることを確認してください。

レイヤを削除

ハイライト表示されたレイヤをレイヤ スタックから削除します。

レイヤをコピー

強調表示されたレイヤをコピーして貼り付けできるようにします。

レイヤ貼り付け

コピーされたレイヤをレイヤ スタックに貼り付けます。

このツールは、1 つの CATRig のレイヤをすばやく複製したり、同じシーン内のある 1 つのリグから別のリグへアニメーションをコピーするときに便利です。リアクション コントローラなど、コントローラの種類によってはクリップ ファイル セーブ機能を使用して保存できないものもあるため、アニメーションを保存およびロードする各種ツールではなくこのツールの使用が便利な場合があります。

レイヤを集約

アニメーションの時間範囲を既存のレイヤまたは新しいレイヤに集約します。「アニメーション レイヤを集約する」を参照してください。

名前

ハイライト表示されたレイヤの名前を表示します。名前を変更するには、このテキスト フィールドを編集します。

重要: トラック名を編集したら、Enter を押して新しい名前を登録します。

カラー見本

レイヤ カラー。レイヤの変換ギズモ(下記を参照)のカラーと、レイヤ カラー モードでのリグのカラーを決定します。[カラー セレクタ](Color Selector)ダイアログ ボックスを使用すると、クリックしてカラーを変更できます。

レイヤ変換ギズモを表示

レイヤのスタックに現在のレイヤの変換ギズモを作成します。変換ギズモは、絶対レイヤでのみ使用できます。「レイヤ変換ギズモ」を参照してください。

注: CATMotion レイヤがアクティブの場合、このボタンは[CATMotion エディタ](CATMotion Editor)に変わります(下記を参照)。

CATMotion エディタ

CATMotion エディタを開きます。CATMotion レイヤがアクティブになっているときに限り使用可能です。

ポーズをレイヤにキー設定

[オート キー](Auto Key)がオンの場合は、選択したレイヤにキャラクタの現在のポーズをキー設定します。[オート キー](Auto Key)がオフの場合は、選択したレイヤに合わせてキャラクタの現在のポーズをオフセットします。

[レイヤを上に移動](Move Layer Up)、[レイヤを下に移動](Move Layer Down)

上または下のボタンをクリックして、ハイライト表示されたレイヤをレイヤ スタックの 1 つ上または 1 つ下の位置に移動します。

ウェイト領域

これらのコントロールは、ハイライト表示されたレイヤが、レイヤ スタックでそのレイヤより前(リストでハイライト表示されたレイヤより上)にあるレイヤとどのように相互作用するかを決定します。[ソロ](Solo)と[タイム ワープ](Time Warp)以外のコントロールは、スタックの一番上のレイヤには使用できません。

無視

オンにすると、ハイライト表示されたレイヤのアニメーションはリグに適用されません。

注: レイヤを[無視](Ignore)に設定すると、そのスタック エントリが灰色表示されるため、このレイヤが非アクティブな状態であることが分かります。

ソロ

オンにすると、ハイライト表示されたレイヤのアニメーションのみがリグに適用され、その他のレイヤは無視されます。

注: レイヤの[ソロ](Solo)をアクティブにすると、その他すべてのレイヤの状態が[無視](Ignore)に設定されます(上記を参照)。

グローバル ウェイト

ハイライト表示されたレイヤがアニメーション全体に影響を及ぼす範囲。詳細は、「レイヤ間でブレンドする」を参照してください。

レイヤの[グローバル ウェイト](Global Weight)値のアニメーション カーブを編集するには、 [カーブ エディタ: グローバル ウェイト](Curve Editor: Global Weights)をクリックします。

ロｰカル ウェイト

選択されたボーンのハイライト表示されたレイヤのアニメーションがアニメーション全体に影響を及ぼす範囲。詳細は、「ウェイトのフェザリング」を参照してください。

レイヤの[ローカル ウェイト](Local Weight)値のアニメーション カーブを編集するには、 [カーブ エディタ: ローカル ウェイト](Curve Editor: Local Weights)をクリックします。

タイム ワープ

アニメーション レイヤの速度のコントロールを有効にします。通常、この値はアニメートされます。詳細は、「レイヤ タイム ワープ」を参照してください。

レイヤの[タイム ワープ](Time Warp)値のアニメーション カーブを編集するには、 [カーブ エディタ: タイム ワープ](Curve Editor: Time Warps)をクリックします。