リボン インターフェースは、高度にカスタマイズ可能な状況依存のツールバーの形式をとり、次のタブを含みます。[モデリング](Modeling)、[フリーフォーム](Freeform)、[選択](Selection)、[オブジェクト ペイント](Object Paint)、および[Populate]。各タブには、状況に応じて使用可能な多数のパネルやツールが含まれています。
リボンは、ドッキング状態にする場合は水平または垂直方向に設定し、フローティング状態にする場合は垂直方向に設定します。 これは最大化([リボン全体を表示](Show Full Ribbon))したり、タブ、パネル タイトル、またはパネル ボタンに最小化できます。既定値では、次の図に示すように(強調のために赤いアウトラインが追加されています)、水平に配置され、パネル タイトルに最小化され、メイン ツールバーのすぐ下にドッキングされています。
リボンを構成する基本単位は、パネルです。各パネルには関連のあるツールのセットが含まれています。[モデリング](Modeling)タブのメイン パネルは、[ポリゴン モデリング](Polygon Modeling)パネルです。このパネルには、その他のパネルを使用可能に設定する、サブオブジェクト レベルを切り替える、ソフト選択を切り替えるといった目的に使用するグローバル コントロールが含まれています。
この項では、初心者を対象にリボンを使用するための基本手順を説明します。リボンの使用と設定に関する詳細は、「リボン コントロール」をお読みください。
リボンをアクティブにするには:
既定では、3ds Max を起動すると、リボンは、既定値では水平方向に設定された状態で開き、パネル タイトルに最小化され、メイン ツールバーの下にドッキングされています。 リボンを閉じてプログラムを終了すると、再起動したときにもリボンは自動的には開きません。
各コマンドは切り替えができます。リボンが閉じた状態でクリックするとコマンドが開き、リボンが開いた状態でクリックするとコマンドが閉じます。
リボンの方向を切り替えるには:
既定では、リボンは水平方向に設定されますが、左または右にドッキングさせるか、ただフローティングさせることによって、垂直方向に変更できます。 垂直のリボンの機能セットは、上下ではなく左右にドッキングされる点を除き、水平のリボンの機能セットと同じです。
リボンを最大化または最小化するには:
リボンは、最大化の状態の他に、3 種類の最小化の状態に切り替えることができます。この手順では、状態を切り替えるための方法を説明します。
オプションを選択すると、リボンが指定された状態に最小化されます。また、最小化/最大化ボタンをクリックしたときに、最大化されたリボンがどのように最小化されるかも決まります。
リボンを既定値のセットアップに戻すには:
パネルを非表示にしたり、フローティングさせたりして、リボンを大幅に再設定した場合、リボンの右クリック メニューのコマンドから既定値のセットアップに戻すことができます。
少し待つと、既定値の設定(水平方向、パネル タイトルに最小化された状態)でリボンが再び開きます。
オブジェクトを編集可能ポリゴンまたは[ポリゴンを編集](Edit Poly)形式に変換するには:
[モデリング](Modeling)、[フリーフォーム](Freeform)、および[選択](Selection)タブのほとんどのリボン機能を使用可能にするには、単一の編集可能ポリゴンまたは[ポリゴンを編集](Edit Poly)オブジェクトが選択され、対応するスタック レベルがアクティブである必要があります。使用するオブジェクトが必須の形式でない場合は、リボンを使用してオブジェクトを変換できます。
これにより、オブジェクトが変換されるか、モディファイヤが適用され、必要に応じて[修正](Modify)モードに切り替わります。
編集可能ポリゴンまたは[ポリゴンを編集](Edit Poly)オブジェクトを選択してリボンを使用するには:
編集可能ポリゴンまたは[ポリゴンを編集](Edit Poly)オブジェクトを選択してリボンのツールを使用するには、対応するスタック レベルをアクティブにして、[修正](Modify)モードに切り替える必要があります。
リボンの操作に慣れてしまえば、ほぼすべてのポリゴン モデリング タスクを[修正](Modify)パネルを使用せずに実行できます。そうなると、3ds Max[表示のカスタマイズ](Customize Display)右クリック メニュー を使用している間はほとんどコマンド パネルを表示する必要がないため、画面を有効活用できます。
リボンのツールを使用するには、[修正](Modify)モードがアクティブである必要があります。つまり、[修正](Modify)パネルが現在のコマンド パネルである必要があります(コマンド パネルが表示されているかどうかは関係ありません)。
ボタンに「モディファイ モード」と表示されている場合、ボタンをクリックすると[修正](Modify)モードに切り替わります。その他のテキストが表示されている場合は、ボタンをクリックせずに次の手順に進みます。
[編集可能ポリゴン](Editable Poly)または[ポリゴンを編集](Edit Poly)スタック レベルがアクティブな場合には、適切なパネルが使用可能になります。リボンが最大化またはパネル タイトルに最小化されている場合には、一目で分かります。リボンがタブに最小化されている場合には、タブをクリックすると、そのタブで利用できるすべてのパネルが開いた状態で表示されます(「最小化/最大化」を参照)。
オブジェクトが既に必要な形式になっている一方で、[ポリゴンを編集](Edit Poly)以外のモディファイヤが適用され、そのいずれかのモディファイヤがアクティブな場合、[編集可能ポリゴン](Editable Poly)または[ポリゴンを編集](Edit Poly)スタック レベルに切り替える必要があります。[ポリゴン モデリング](Polygon Modeling)パネルの[次のモディファイヤ](Next Modifier)/[前のモディファイヤ](Previous Modifier)ボタンを使用します。
たとえば、編集可能ポリゴン オブジェクトに[布地](Cloth)モディファイヤが適用されているとします。[布地](Cloth)モディファイヤがスタックでアクティブな場合、リボンは以下のように表示されます。
[ポリゴン モデリング](Polygon Modeling)パネルの幅広のボタンには、モディファイヤ名が表示されています。
([次のモディファイヤ](Next Modifier))と ([前のモディファイヤ](Previous Modifier))ボタンを使用すると、スタックを上下に移動できます。片方にのみ移動可能な場合は、もう一方のボタンは無効になります。
この例では、 ([前のモディファイヤ](Previous Modifier))をクリックして、モディファイヤ スタックの[編集可能ポリゴン](Editable Poly)レベルにアクセスします。