編集可能ポリゴン サーフェス

編集可能ポリゴンは、次の 5 つのサブオブジェクト レベルを持つ編集可能オブジェクトです。頂点、エッジ、縁取り、ポリゴン、要素です。使用方法は編集可能メッシュに似ていて、さまざまなサブオブジェクト レベルでポリゴン メッシュとしてオブジェクトを処理するコントロールがあります。ただし、三角形の面のことではなく、ポリゴン オブジェクトは、いくつもの頂点を持つポリゴンとなります。

ヒント: このセクションでは、コマンド パネルでの編集可能ポリゴンの使用法について説明します。また、グラファイト モデリング ツールでは、これと同じほとんどの機能と、その他の豊富な機能が使用できます。

編集可能ポリゴンから次のオプションが選択できます。

ヒント: [押し出し](Extrude)などのほとんどの編集可能ポリゴン コマンド モードは、アクティブ ビューポートを右クリックすることによって終了できます。

プレス/リリース キーボード ショートカットによるアクションの切り替え

ポリゴン オブジェクトの作業中に「プレス/リリース キーボード ショートカット」を使用すると、一時的に現在の操作を無効にして、別の操作を実行できます。キーボード ショートカットを放すと、ただちに以前の操作に戻ります。

たとえば、[ポリゴン](Polygon)サブオブジェクト レベルでポリゴンを移動中に、オブジェクトを回転させて別の部分のポリゴンを操作する必要があるとします。その場合、[ポリゴン](Polygon)サブオブジェクト レベルを一旦終了せずに、オブジェクトを回転してからサブオブジェクト レベルでの操作に戻るには、6 キーを押したまま、オブジェクトを回転し、キーを放します。それで直ちにポリゴンの移動に戻ることができます。

プレス/リリース キーボード ショートカットのリストを表示するには、[カスタマイズ](Customize) [ユーザ インタフェースをカスタマイズ](Customize User Interface) [キーボード](Keyboard)パネルを選択し、[グループ](Group)ドロップダウン リストから[ポリゴンを編集](Edit Poly)または[編集可能ポリゴン](Editable Poly)を選択します。太字で表示されているアクションが、プレス/リリース ショートカットとして割り当て可能なものです。すべてのアクションが割り当てられるわけではありません。キーボード ショートカットの割り当てについての詳細は、「キーボード パネル」を参照してください。

太字で表示されているアクションは、プレス/リリース ショートカットとして機能します。

サブオブジェクト レベル間の切り替え

ポリゴン オブジェクトの作業中に、ホットキーを使用してサブオブジェクト レベルを簡単に切り替えることができます。単一のホットキーを使用してレベル間で移動すると、適切なキーまたはボタンを探す時間を短縮し、作業時間を増やすことができます。

クリックする必要があるボタンを見つけるために作業対象から移動しなくても、目的のサブオブジェクト レベルの上にカーソルを置いて、ホットキーを押すだけで済みます。たとえば、頂点のサブオブジェクト レベルに移動するには、カーソルを頂点の上に置いて、ホットキーを押します。同様にポリゴンの上にカーソルを置いてホットキーを押すと、ポリゴン サブオブジェクト レベルに切り替えることができます。

単一のホットキーを使用してサブオブジェクト レベルを変更する操作を、[サブオブジェクトを選択](Subobject Pick)といいます。このアクションを行うためのキーボード ショートカットを表示したり、割り当てたりするには、[カスタマイズ](Customize)[ユーザ インタフェースをカスタマイズ](Customize User Interface)[キーボード](Keyboard)パネル[グループ](Group)リストで[編集可能ポリゴン](Editable Poly)を選択[サブオブジェクトを選択](Subobject Pick)に移動します。キーボード ショートカットの割り当ての詳細については、「キーボード パネル」を参照してください。

編集可能ポリゴンのワークフロー

エッジの[除去](Remove)など、特定のサブオブジェクト レベルのコマンドは、[編集可能ポリゴン](Editable Poly)ユーザ インタフェース内のサブオブジェクト レベル([エッジを編集](Edit Edges)など)のロールアウトにあります。そのため、[ジオメトリを編集](Edit Geometry)ロールアウトにはオブジェクト レベルおよびほとんどのサブオブジェクト レベルで使用できる機能があります。

また、多くのコマンドでは、設定ボタンを使用して、コマンドの操作モードを変更することができます。

手順

編集可能ポリゴン オブジェクトを作成するには:

オブジェクトを編集可能ポリゴン形式に変換すると、作成パラメータを含めてすべてのパラメトリック コントロールが削除されます。たとえば、それ以降、ボックス内のセグメント数の増加、円形状プリミティブのスライス、円柱の側面の数の変更などの操作はできません。オブジェクトに適用するすべてのモディファイヤも同様にメッシュに組み込まれます。変換後、スタックに残るエントリは「編集可能ポリゴン」だけです。

オブジェクトの作成パラメータを保持するには:

インタフェース

スタック表示

スタック表示の詳細は、「モディファイヤ スタック」を参照してください。

最終結果を表示

通常は、[シンメトリ](Symmetry)などのモディファイヤを編集可能ポリゴン オブジェクトに適用して[編集可能ポリゴン](Editable Poly)スタック エントリに戻る場合、オブジェクトのジオメトリに対するモディファイヤの効果を見ることはできません。ただし、サブオブジェクト レベルで[最終結果を表示](Show End Result)にチェックマークを付けると、最終オブジェクトを白いメッシュとして、元のサブオブジェクト選択を黄色いメッシュとして、また元の編集可能ポリメッシュをオレンジ色のメッシュとして見ることができます。

[選択](Selection)ロールアウト

異なるサブオブジェクト レベルへアクセスすることができます。「[選択](Selection)ロールアウト(ポリゴンメッシュ)」を参照してください。

[ソフト選択](Soft Selection)ロールアウト

[ソフト選択](Soft Selection)コントロールは選択されたオブジェクトと選択されていないオブジェクトの間にスムーズ フォールオフを適用します。[ソフト選択を使用](Use Soft Selection)チェック ボックスにチェックマークが付いている場合、選択付近の選択されていないオブジェクトは部分的に選択値が与えられます。これらの値は、頂点上、またはオプションで面上に、カラー グラデーションによりビューポート内に表示されます。[移動](Move)や[回転](Rotate)、[スケール機能](Scale functions)やオブジェクトに適用される任意の(ベンドのような)[変形](deformation)モディファイヤなどの、サブオブジェクト変形のほとんどのタイプに影響します。これで、選択の周囲に球状の影響を伴う磁力のような効果が得られます。

詳細は、[ソフト選択](Soft Selection)ロールアウトを参照してください。

[編集](Edit)(サブオブジェクト)ロールアウト

[編集](Edit)(サブオブジェクト)ロールアウトでは、編集可能ポリゴン オブジェクトおよびそのサブオブジェクトを編集するためのサブオブジェクト特有の機能が提供されます。詳細情報は、次のいずれかのリンクをクリックしてください。

[頂点を編集](Edit Vertices)ロールアウト

[エッジを編集]ロールアウト

[縁取りを編集](Edit Borders)ロールアウト

[ポリゴン/要素を編集](Edit Polygons/Elements)ロールアウト

[ジオメトリを編集](Edit Geometry)ロールアウト

[ジオメトリを編集](Edit Geometry)ロールアウト(ポリメッシュおよび[ポリゴンを編集](Edit Poly))では、編集可能ポリゴン オブジェクトおよびそのサブオブジェクトを編集するためのグローバル機能を使用できます。

[サブディビジョン サーフェス](Subdivision Surface)ロールアウト

このロールアウトのコントロールを使用して、[メッシュ スムーズ](MeshSmooth)モディファイヤのスタイルでポリメッシュにサブディビジョンを適用します。「[サブディビジョン サーフェス](Subdivision Surface)ロールアウト(ポリゴンメッシュ)」を参照してください。

[サブディビジョンでディスプレイスメント](Subdivision Displacement)ロールアウト

ポリメッシュを再分割するサーフェス近似を指定します。「[サブディビジョン ディスプレイスメント](Subdivision Displacement)ロールアウト(ポリゴンメッシュ)」を参照してください。

[サブディビジョンのプリセット](Subdivision Presets)領域、[サブディビジョンの方法](Subdivision Method)領域

これら 2 つの領域内のコントロールでは、[サブディビジョンでディスプレイスメント](Subdivision Displacement)にチェックマークが付いているときに、3ds Max がディスプレイスメント マップを適用する方法を指定します。これらは、NURBS サーフェスで使用される[サーフェス近似](Surface Approximation)コントロールと同一です。

[ペイント変形](Paint Deformation)ロールアウト

[ペイント変形](Paint Deformation)を使用すると、高くなった領域やインデントされた領域を、オブジェクト サーフェス上に直接ストロークできます。詳細については、「[ペイント変形](Paint Deformation)ロールアウト(ポリメッシュ)」を参照してください。