3ds Max 5.1 における MAXScript の新機能

[元に戻す](Undo)機能

TheHold

下位レベルで[元に戻す](Undo)/[やり直し](Redo)機能にアクセスするためのパブリック SDK が公開されています。

[修正](Modify)パネル

modPanel.setCurrentObject

ドキュメントの変更: これまでドキュメント化されていなかったスイッチ ui:<boolean> が追加されました。

modPanel.validModifier

[修正](Modify)パネルを開いていて、1 つ以上のノードが選択されており、指定したモディファイヤがスタック内の現在の編集レベルにあるすべてのノードに適用される場合に true を返す新しいメソッドが追加されました。

getSelectionLevel および setSelectionLevel

サブオブジェクトの選択レベルを取得/設定するための新しいメソッドが追加されました。

<node>.baseObject

ノードの .baseobject プロパティが書き込み可能になりました。

インタフェース: maxOps

新しい maxOps .pivotMode プロパティにより、[階層](Hierarchy)パネルの[基点に影響](Affect Pivot )モード ボタンを取得/設定できます。可能な値は #none、#pivotOnly、#objectOnly、#hierarchyOnly です。

インタフェース

インタフェース: LayerManager

LayerManager コア インタフェースに新しいメソッド deleteLayerByName が追加されました。

インタフェース: LayerProperties

LayerProperties インタフェースには次に示す多くのプロパティが追加されました。

. renderable、.inheritVisibility、.primaryVisibility、.secondaryVisibility、.receiveshadows、.castShadows、.applyAtmospherics、.renderOccluded、.ishidden、.isfrozen、.boxmode、.backfacecull、.alledges、.vertexTicks、.showTrajectory、.xray、.ignoreExtents、.showFrozenInGray、.showVertexColors、.vertexColorsShaded、.visibility、.imageMotionBlurMultiplier、.motionBlurOn、.motionblur、.display、.INodeGIProperties

インタフェース: trackviews

高さと幅の引数を trackviews.open に対して指定した場合、効果があるのは最初にトラック ビューを開いたときだけです。それ以降は、ユーザ定義のサイズが有効になります。これによって、トラック ビューを開く操作を記述するときにサイズを指定できるようになりますが、その場合でもユーザがサイズを変更して新しいサイズを記憶させることができます。

インタフェース: tmGizmos

次に示す TransformGizmo プロパティが MAXScript に対してさらに公開されました。 .ShowMultipleTransformGizmos、.moveGizmoRelativeSize、.rotateGizmoRelativeSize、.scaleGizmoRelativeSize、.intersectMode、.perpsectiveSensitivity、.rotationIncrement、.arcRotateSnapAngle

SetKey フィルタ

インタフェース : maxOps

新しい maxOps.setKeyMode、maxOps.setKeySuspend、maxOps.setKeyFilters、maxOps.setKeyNodeSets、maxOps.setKeyNodeSetCurrent プロパティは、SetKey モード、フィルタ、および NodeSet へのアクセスを提供します。 新しい GetSetKeyFilterState、setSetKeyFilterState メソッドによって、SetKey フィルタ状態を取得および設定できます。

コントローラの共通プロパティ、演算子、メソッド

新しい setKey 関連のコントローラ プロパティ: .supportsKeys、.keyable および . isHSV

カスタム アトリビュート

カスタム アトリビュートの仮想配列へのアクセス

MAX オブジェクト用の MAXScript カスタム アトリビュート、新しいカスタム アトリビュートの仮想配列クラスと . custAttributes プロパティ

スクリプト化されたカスタム アトリビュート

オブジェクトを引数( add、delete、count、get、makeUnique,getDef、getDefs )として取得する custAttributes メソッドをノード自体に適用できるようになりました。従来は、基本オブジェクト上でしか操作できませんでした。これらのメソッドには、新しいオプション キーワード引数 baseObject :<bool> が追加されています。

ロールアウトとダイアログ ボックス

ユーティリティおよびロールアウトのプロパティ、メソッド、およびイベント ハンドラ

新しく .name および .title が追加され、ロールアウトやロールアウト フロータの既存のプロパティが合理化されました。

PrameterBlock2

TabChanged Paramblock イベント ハンドラが MAXScript に対して公開されました。

Scripted Plug-in Rollouts_and_related_Event_Handlers

ドキュメントの変更: これまでドキュメント化されていなかったスクリプト プラグイン ロールアウト イベント ハンドラ「 on <rollout> reload do 」および「 on <rollout> setTime <val> do 」が追加されました。

cui.RegisterDialogBar および cui.UnRegisterDialogBar

#cui_max_sized DialogBar Style フラグが指定された場合、ダイアログ バーを上側にドッキングするとダイアログ バーはウィンドウの幅いっぱいに拡張され、下側にドッキングすると、ウィンドウの幅からコマンド パネルの幅を引いた幅いっぱいにダイアログ バーが拡張されます。

ActiveX コントロール

ActiveXControl

ドキュメントの変更: これまでドキュメント化されていなかった ActiveXControl UI 要素の 2 つのオプション、 setupEvents:<boolean> および releaseOnClose:<boolean> が追加されました。

メソッドとイベントに対する ActiveX の参照引数

ActiveX によってメソッドとイベントに対する参照引数がサポートされるようになりました。

マテリアルとマップ

MorpherMaterial

.Mat_1 から .Mat_100 および . .base が標準プロパティになり、マテリアルがこれらのトラックに割り当てられる前にアクセスできるようになりました。

Bricks

.Bricks_Map および .Mortar_Map プロパティが標準プロパティになり、マテリアルがこれらのトラックに割り当てられる前にアクセスできるようになりました。

レンダリング

Render() cancelled 引数

cancelled 引数がレンダリング メソッドに追加されました。

コールバック

FilePreSave と FilePostSave

新しい callbacks.notificationParam パラメータ: #filePreSave および #filePostSave

ビューポート バックグラウンド

InvalidateAllBackgrounds

新しいメソッドによって、すべてのビューポート バックグラウンドが無効になり更新されます。

関連事項