旋盤単一溝切り加工法

旋盤単一溝切り加工法では、ストックを除去してパーツの選択された位置に溝を作成します。インサート チップの溝切り幅と同じ幅の溝切りを作成します。ねじの背後のクリアランスの溝切りを作成するのに便利です。

外径(1)と内径(2)の単一溝切りをオンにします。各溝の幅は、工具インサート(3)の溝幅パラメーターと等しくなります。

[モード]

溝は、パーツの外径(OD)と内径(ID)に作成することができます。それぞれ、外側溝切りと内側溝切りと呼ばれます。

工具方向を調整して、角度のある領域に溝を作成します。

ジオメトリ

各溝のエッジを選択して、溝切りの位置を指定します。ツールパス内で 1 つ以上の単一溝切りを加工することができます。既定で、Fusion は工具のインサートを溝切りジオメトリの中心線に配置します。インサートの位置を溝のいずれかの側面に位置合わせするには、[溝側の位置合わせ]を変更します。

ﾊﾟｽ数

加工精度と表面仕上げを改善するには、[ペックを使用]チェックボックスを選択します。ペック中、工具はパーツに何度か浅い切り込みを入れます。これは、深い溝や硬い材料を加工する場合に有効です。

チップ排出を改善するには、[退避の前にドウェル]チェックボックスを選択し、[ドウェル時間]を指定します。これにより、主軸が回転を続ける間、工具の軸方向の動きを溝の底部で止めます。ドウェルは、加工の精度と一貫性の向上にも役立ちます。