PViewport オブジェクト(ActiveX)

ビューを表示するペーパー空間内で作成される矩形オブジェクト。

サポートされているプラットフォーム: Windows のみ

クラス情報

クラス名

AcadPViewport

オブジェクトの継承
Object
   AcadObject
      AcadEntity
         AcadPViewport
作成時に用いる項目

VBA

PaperSpace.AddPViewport
経由する項目

VBA

PaperSpace.Item
Document.ActivePViewport

メンバー

次のメンバーはこのオブジェクトの一部です。

注意

PViewport オブジェクトの機能は、AutoCAD ユーザ インターフェースで使用されているものとは、若干異なります。AutoCAD ペーパー空間ビューポートの機能に慣れたユーザは以下の情報を参照してください。

ActiveX オートメーションでは、 ActiveSpace プロパティを使用してシステム変数 TILEMODE をコントロールします。ThisDrawing.ActiveSpace = acModelSpace は、TILEMODE = 1 と設定するのと同じです。ThisDrawing.ActiveSpace = acPaperSpace は、TILEMODE = 0 と設定するのと同じです。

同様に AutoCAD では、 MSpace プロパティは、MSPACE[モデル空間]コマンドおよび PSPACE[ペーパー空間]コマンドと同じです。ThisDrawing.MSpace = Trueは、MSPACE コマンドを使うのと同じです。ThisDrawing.MSpace = False は、PSPACE コマンドを使うのと同じです。

さらに、ActiveX オートメーション ユーザは、MSpace プロパティを True に設定する前に、 Display メソッドを使用する必要があります。Display メソッドは、モデル空間に切り替える前に設定する必要のあるグラフィックス設定を初期化します。AutoCADは、これを"こっそり"行います。しかし、ActiveX オートメーション インターフェースにおいて、プログラマはこの初期化をしなければなりません。

注: MSpace プロパティを True に設定するには、Display メソッドを使用して、少なくとも 1 つの PViewport オブジェクトで表示を有効にする必要があります。表示をオンにしないと、MSpace プロパティを設定するときにエラーが返されます。

ActiveSpace プロパティおよび MSpace プロパティは、Document オブジェクトにあります。

PViewport オブジェクトを作成するには、 AddPViewport メソッドを使用します。