シーンをレンダーする

正しいワークフロー手順とそれを実行する順番は、必ずしも一致するとは限りません。レンダリングは、ライト、テクスチャ、カメラの微調整、さまざまなシーンやオブジェクトの設定の調整、変更結果の確認の繰り返しです。こうして、満足できる結果が得られてから最終イメージをレンダーします。

オブジェクトのシェーディングとテクスチャリング、ライトの追加とレンダー可能なカメラの追加が終わったら、シーンをレンダーすることができます。以下のワークフローは、一般的な手順の概要です。

関連項目

• サーフェスのシェーディング
• 実世界のライトとシャドウ
• カメラの表示とカメラのレンダリング

1. 使用するレンダラを決定して、そのシーン オプションを設定します。
   • Maya の各レンダラの詳細については、「Maya ソフトウェア レンダラ」、「Maya ハードウェア レンダラ」、「Maya ハードウェア 2.0 レンダラ」、「Maya ベクター レンダラ」を参照してください。
   • レンダラを選択するには、レンダラを選択するを参照してください。
   • シーン オプションの設定方法の詳細については、レンダー設定(Render Settings)ウィンドウを開くを参照してください。シーン オプションの詳細については、レンダー設定(Render Settings)ウィンドウを参照してください。
2. 作品を合成する場合は、レンダリング設定システムでレンダー レイヤを使用して、シーンをレンダーできます。

   「Maya でのレンダリングの設定」を参照してください。

3. 必要に応じてオブジェクト単位の調整を行います。
   • オブジェクトのサーフェスの精度(テッセレーション)を調整するには、NURBS テッセレーション設定を調整する、ポリゴン テッセレーションを調整する、またはサブディビジョン サーフェスのテッセレーションを調整するを参照してください。
   • オブジェクト単位の設定(たとえば、ライト、カメラおよびオブジェクトの設定)を調整するには、そのオブジェクトに関する情報を参照してください。
4. シーンを繰り返しテストして、マテリアル、テクスチャ、ライト、カメラおよびオブジェクトの変更結果を確認します。
   • 変更結果を表示するには、IPR を使ってインタラクティブに表示するを参照してください。
   • シーンの問題点を診断するには、診断を実行するを参照してください。
   • レンダリング スピードとイメージの精度を最適化するには、スピードと精度のトレードオフを参照してください。
5. 満足のいく結果が得られたら、最終イメージをレンダーします。
   • 単一フレームをレンダーするを参照してください。
   • 詳細については、「コマンド ラインからレンダーする」を参照してください。
     注: Linux プラットフォームで作業して Maya ソフトウェア レンダラでレンダリングする場合に、レンダリングの出力メッセージをシェルではなくファイルに出力できます。コマンド maya >& logfile を使用します。logfile という名前のファイルが作成され、Maya でのレンダリングにおけるすべての出力がこのファイルに保存されます。