mental ray コンタ シェーディング

コンタ シェーディングを使用すると、ベクトルベースのコンタ ラインをレンダリングできます。コンタは Ink 'n Paint マテリアルのインク コンポーネントに似ています。

コンタなしでレンダリングされたモデル

レンダリングにコンタを追加したモデル(簡単なコンタ シェーダ)

コンタ レンダリングは、マテリアルのコンタ コンポーネントにコンタ シェーダのいずれかを割り当てることで追加できます。このコンポーネントは、ほとんどのマテリアルの[mental ray コネクション](mental ray Connection)ロールアウトと、mental ray マテリアルの[拡張シェーダ](Advanced Shaders)ロールアウトにあります。レンダリングする際は、[カメラ効果](Camera Effects)ロールアウト(mental ray レンダラー)[コンタ](Contours)領域コントロールを使用してコンタを有効にします。

[カメラ効果](Camera Effects)ロールアウトでシェーダを追加することで、コンタを修正したり、コンタのレンダリング方法を制御することができます。たとえば、コンタのみをレンダリングし、シェーディング モデルをレンダリングしない場合には、[コンタ出力](Contour Output)コンポーネントに[Contour Only]シェーダを割り当てます。

モデルのコンタのみのレンダリング([Contours Only]出力シェーダ、バックグラウンドを白に設定)

注: コンタ シェーディングは、ディストリビュート バケット レンダリングでは機能しません。

手順

mental ray レンダリングにコンタを追加するには:

  1. [カスタマイズ](Customize) [基本設定](Preferences)を選択します。[mental ray]パネルで、[mental ray 拡張機能を使用可能](Enable Mental Ray Extensions)にチェックマークを付けます。
  2. メイン ツールバーの ([レンダリング設定](Render Setup))をクリックします。

    アクティブなレンダラーが[mental ray レンダラー](mental ray)に設定されていない場合は、[共通設定](Common)パネルの[レンダリングを割り当て](Assign Renderer)ロールアウトで、[プロダクション](Production)レンダラーの[...](レンダラーを選択) ボタンをクリックします。[レンダラーを選択](Choose Renderer)ダイアログ ボックスが開きます。リストで[mental ray レンダラー](mental ray Renderer)をハイライト表示してから、[OK]をクリックします。

    [レンダリング設定](Render Setup)ダイアログ ボックスを開いたままにしておくか、最小化します。

  3. マテリアル エディタを開きます。コンタを使用してレンダリングするオブジェクトのマテリアルに対して、[mental ray コネクション](mental ray Connection)ロールアウトを使用して、コンタ コンポーネントにシェーダを割り当てます。

    mental ray マテリアルを使用し、サーフェス コンポーネントとコンタ コンポーネントの両方にシェーダを割り当てる技術もあります。

    ヒント: 簡単なコンタ シェーダは、カラーと幅が制御可能な均等な線をレンダリングします。その他のコンタ シェーダは、より直接的なユーザ制御によりさまざまなコンタ スタイルを作成します。
  4. [レンダリング設定](Render Setup)ダイアログ ボックスで、[レンダラー](Renderer)パネルを表示します。[カメラ効果](Camera Effects)ロールアウトで、[コンタ](Contours)領域の[有効](Enable)を選択します。

    レンダリングにコンタ ラインのみを追加する場合に、[カメラ効果](Camera Effects)ロールアウトのシェーダは既定値のまま使用します。その他のオプションは、「[カメラ効果]ロールアウト(mental ray レンダラー)」を参照してください。