このサンプル スタディ タイプを Revitのジェネレーティブデザインに使用して、公園の樹木や建物のロビーにいる人物など、定義された空間にオブジェクトを配置するデザインの代替案を生成します。
左の図は、 ジェネレーティブデザインでの結果を示しています。右の図は、Revit モデルに統合された場合の結果を示しています。

このスタディでは、選択した要素を含む一連のシーンを生成します。ランダムな要素の有機的な配置を再現した要素のクラスタを空間内に配置します。このスタディ タイプを使用すると、各要素を手動で配置することなく、複数のシーンを簡単に生成できます。
このトピックの内容
このスタディは、[ランダム]の方法で使用することを目的としています。ただし、別の生成方法を選択することもできます。
[最適化]を選択した場合は、以下の目標を設定し、それぞれに[最小化]または[最大化]を選択できます。
スタディ タイプは、[スタディを作成]ダイアログの Autodesk サンプル フォルダから選択できます。
スタディ タイプを Dynamo で開くには、次のフォルダにナビゲートします。
その場所にスタディ タイプが見つからない場合は、次のリンクを使用してダウンロードすることができます。ZIP ファイルには、DYN ファイルとその従属フォルダが含まれています。コンテンツをコンピュータ上のフォルダに解凍(抽出)します。
スタディの作成プロセス中に、ターゲットの部屋、ファミリ インスタンス(机など)、障害物を選択します。このタイプのスタディを作成するには、Revit モデルに次の要素が含まれている必要があります。
屋外エリアの場合は、部屋の分割を使用して境界を設定し、そのエリアに部屋要素を配置します。
部屋には、建物の柱や公園の街灯など、点景の配置を妨げる要素が少なくとも 1 つ含まれている必要があります。部屋に自然な障害物がない場合は、部屋のコーナーに 1 つ追加します。
モデルを準備するには
必要に応じて、rac_advanced_sample_project.rvt をダウンロードしてこのスタディ タイプで使用することができます。
たとえば、rac_advanced_sample_project.rvt で、01 - Entry Level の平面図を開きます。
たとえば、rac_advanced_sample_project.rvt の場合は、VG と入力して[表示/グラフィックスの上書き]ダイアログを開きます。次に、カテゴリを展開して、[線分] > [部屋を分割]、[部屋] > [パターン塗り潰し]および[参照]、および[植栽]の表示をオンにします。
たとえば、rac_advanced_sample_project.rvt で、部屋の分割機能を使用して、建物の外側の入り口エリアに境界を設定することにより、屋外の部屋を作成します。次に、そのエリアに部屋要素を配置します。
たとえば、公園に人を配置するスタディの場合、樹木や街灯の支柱は障害物として使用できます。
rac_advanced_sample_project.rvt では、既存の樹木が障害物です。必要に応じて、ランプの支柱やベンチなどの要素を追加できます。
スタディを作成する際に、次の入力を指定できます。
選択
変数を選択
以下の値をスタディ内で変化させる場合は、チェックボックスをオンにします。定数の値を使用するには、チェック ボックスをオフにして、スライダを使用して値を設定します。
各成果には次の出力が表示されます。
部屋にさまざまなタイプの要素を配置した場合の成果の例を以下に示します。これは、配置された要素を抽象的に表現した部屋の 3D ビューです。

部屋の境界が黒い輪郭で表示されます。要素の配置は垂直線によって示され、ファミリごとに異なる色が使用されています。
[成果を検討]ダイアログの[詳細]ペインに成果を表示すると、3D ビューをドラッグしてさまざまな角度から要素を見ることができます。
モデルの 3D ビューに表示するには、選択した成果をモデルに統合する必要があります。