チュートリアル: HVAC システム

この HVAC ダクト システムでは、空気が複数のフィルタと遠心ブロワを通り、分配チューブから流出します。

ジオメトリは、空気ボリュームと複数の内部コンポーネントから構成されています。典型的な CAD 製造用モデルには、ダクト壁の部品が含まれています。ここでは、熱伝達は気にしないため、このチュートリアルでは、それらを省略します。ダクトが温度分布にどのように影響するかを理解することが目的であった場合は、ジオメトリにダクト壁の部品が含まれている必要があります。

このチュートリアルでは、遠心ブロワの使用方法および円筒形状の分布抵抗の設定方法を説明します。これらの材料はいずれも[材料]ダイアログ上の設定の影響が大きいため、定義する場合は特別な注意が必要です。

ダクト内の薄板板金の整流板をシミュレートするためのサーフェス部品を使用します。Pro/Engineer、SolidWorks、および Parasolid のジオメトリでは、整流板は CAD ツールで 3 次元部品としてではなく、サーフェス部品としてモデル化できます。一方、Autodesk® Inventor、Solid Edge、および Acis では、側面が整流板となるように 3 次元ボリュームを作成します。これらのボリュームは、流体領域として取り扱い、整流板の存在するサーフェスには固体材料を設定します。Autodesk Simulation CFD の解析モデルにおけるサーフェス部品の取り扱い方法には、このような違いがあります。

主なトピック

目標

この解析の目的は、2つの出口の流量を比較することです。

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