レンダリング

レンダリングを実行すると、設定した照明、適用したマテリアル、およびバックグラウンドや環境効果などの環境設定を使用したシェーディング処理がシーンのジオメトリに施されます。イメージやアニメーションをレンダリングしてファイルに保存するには、[レンダリング設定](Render Setup)ダイアログ ボックスを使用します。レンダリングの出力はレンダリング フレーム ウィンドウに表示されます。このウィンドウでも、レンダリングを実行したり各種設定を行うことができます。

レンダリングするとジオメトリに色、影、照明効果などが生成されます。

アーティスト: Roberto Ziche

注: ビットマップ ページングが常に有効かつ自動的に管理されるため、大きいビットマップや多くのビットマップ、非常に高解像度のイメージ(5,000 × 5,000 ピクセル以上など)のシーンをレンダリングすることができます。
注: 3ds Max は、レンダリング出力にカラー スペース情報を付加しません。必要であれば、Adobe Photoshop のようなイメージ編集プログラムで sRGB などのカラー スペースを出力イメージに適用できます。

カメラ

[カメラ](Cameras)はシーンをフレームに表示し、制御可能な視点を提供します。カメラの動きをアニメートすることができます。カメラを使用すると、被写界深度やモーション ブラーなど、実世界の写真を部分的にシミュレートできます。

環境と環境効果

フィルム グレイン、被写界深度、レンズ シミュレーションなどのさまざまな特殊効果を、レンダリング効果として使用できます。その他、フォグなどの効果は、環境効果として提供されます。

環境設定を使用すると、バックグラウンドのカラーやイメージを選択したり、ラジオシティを使用せずにレンダリングするときの周囲光カラーを選択できます。環境設定のカテゴリに露出制御があります。これは、モニタで表示するときの照明レベルを調整するものです。

[レンダリング イメージの効果](Rendered Image Effects)では、ブラーまたはフィルム グレインをレンダリングに追加したり、そのカラー バランスを調整できます。

オブジェクト レベルのレンダリング制御

オブジェクト レベルでレンダリング動作をコントロールすることができます。