変換とは、作業中の 3D ワールドやワールド空間との相対的なオブジェクトの位置、方向、スケールの調整をいいます。
位置、回転、スケールを変更してモデルを変更
オブジェクトに適用できる基本的な変換方法は、3 種類あります。
さらに、4 つ目の変換コマンドを使用すると、基礎となるサーフェス上にオブジェクトを自動的に配置することができます。
この項では、次の項目に沿って、オブジェクトの変換方法と変換結果のアニメートの方法を簡単に説明します。
移動や回転の失敗
対応するコマンドが有効になっていて、目的のオブジェクトも選択されているのに、オブジェクトを移動または回転できないことがあります。この場合は、次のような原因が考えられます。
- オブジェクトがフリーズされている。
- 変換コントローラがオブジェクトに割り当てられている。アニメーション コントローラを参照してください。
- インバース キネマティック モードがオンで、[基本設定](Preference)ダイアログ ボックスの[常にワールドの子を変換](Always Transform Children of the World)チェック ボックスにチェックマークが付いていない。インバース キネマティック(IK) を参照してください。
手順
メイン ツールバーを使用してオブジェクトを変換するには
- メイン ツールバーで、変換ボタンのいずれかをクリックします。変換ボタンには、 ([選択して移動](Select And Move))、 ([選択して回転](Select And Rotate))、 ([選択して均等にスケール](Select And Uniform Scale))の 3 つがあります。これらのボタンは、一般には、[移動](Move)、[回転](Rotate)、[スケール](Scale)といいます。
また、別のオブジェクトのサーフェス上にオブジェクトを配置するには、[選択して配置](Select And Place)をクリックします。
- 変換するオブジェクトにマウスのカーソルを合わせます。
- 目的のオブジェクトが既に選択されている場合は、カーソルが変化して変換を示します。
- オブジェクトが選択されていない場合、カーソルは十字形になり、そのオブジェクトが選択できる状態であることを示します。
- マウスをドラッグし、変換を適用します。
選択されていないオブジェクトの上でドラッグを開始すると、そのオブジェクトも選択状態になって変換されます。
変換ギズモの使用を使用して、1 つまたは 2 つの軸への変換を簡単に制限できます。
変換をキャンセルするには:
- マウスのドラッグ中にマウスの右ボタンをクリックします。
クアッド メニューからオブジェクトを変換するには:
- 選択したオブジェクトを右クリックします。クアッド メニューに使用できる変換が表示されます。
- 変換を選択します。メイン ツールバーでも、同じ機能のボタンがアクティブになっています。
- オブジェクトをドラッグして変換を適用します。
[キー入力変換](Transform Type-In)ダイアログ ボックスを使用するには:
- [編集](Edit)メニュー [キー入力変換](Transform Type-In)を選択し、ダイアログ ボックスを表示します。
- 選択したオブジェクトに変換を適用します。
- 次のいずれかの操作を選択します。操作は切り替えることができます。
- 軸の編集ボックスに値を入力し、Enter を押すと、変更が選択に適用されます。
- 軸フィールドの編集ボックスをドラッグし、選択を更新します。
- オブジェクトをドラッグして変換を適用し、変更結果をダイアログ ボックスで確認します。
たとえば、[移動](Move)がアクティブな場合、ダイアログ ボックスのフィールドには、選択したオブジェクトのワールド空間における絶対位置とオフセット位置が表示されます。オブジェクトを選択していない場合、編集ボックスはグレーで表示されます。
ステータス バーでキー入力変換を使用するには:
- オブジェクトまたはオブジェクトのグループを選択します。
- メイン ツールバーで、オブジェクトに対して実行する変換([移動](Move)、[回転](Rotate)、または[スケール](Scale))を選択します。
- ステータス バーで次のいずれかの操作を選択します。操作は切り替えることができます。