Civil View では、マテリアルの割り当てが自動化されています。 これを行うには、標準のマテリアル ライブラリを使用します。
Civil View マテリアル ライブラリは、以下のコンセプトに基づいています。
これは、マルチ/サブオブジェクト マテリアルのサブマテリアル インデックスと面に割り当てられたマテリアル ID 値を照合することで実現しています。
カスタム コンテンツを Civil View オブジェクト ライブラリに追加し(「 Civil View オブジェクト ライブラリの概要 」を参照)、オブジェクトで標準の Civil View ライブラリ マテリアルが使用されるようにするには、正しいマテリアル ID をジオメトリに割り当てる必要があります。 その値は、この後のトピックで説明します。
Civil View マテリアル ライブラリには、以下のマテリアルが含まれます。
既定では 50 のサブマテリアルが含まれます。 これらは最初、Civil View でハードコード化された既定値から派生し、後に civilviewsurfaces.mat マテリアル ライブラリ ファイルに書き込まれます。 このファイルは、最初に Civil View を開始した際に自動的に作成されます。
既定では 27 のサブマテリアルが含まれます。 これらは最初、Civil View でハードコード化された既定値から派生し、後に civilviewvehicles.mat マテリアル ライブラリ ファイルに書き込まれます。 このファイルは、最初に Civil View を開始した際に自動的に作成されます。
最初は 10 のサブマテリアルが含まれます。 これらは Civil View でハードコード化された既定値から派生します。 標識を追加した場合や道路標示をシーンに追加した場合に、追加のサブマテリアルがこのマテリアルに動的に追加されます。
このマテリアルは Civil View 内で動的に作成され、管理されます。 Civil View は、新しいツリー タイプをシーンに追加すると、マテリアルに対して新しいサブマテリアルを自動的に追加します。
このマテリアルは Civil View 内で動的に作成され、管理されます。 Civil View は、新しい線形道路標示タイプをシーンに追加すると、マテリアルに対して新しいサブマテリアルを自動的に追加します。
このマテリアルは Civil View 内で動的に作成され、管理されます。 Civil View は、[レール オブジェクト](rail object)をシーンに追加すると、マテリアルが作成され、サブマテリアルが配置されます。
サブマテリアルは、アクティブな[国別リソース キット](Country Resource Kit)内の /railMaps フォルダのコンテンツから自動的に派生します。このフォルダにある各イメージ ファイルには 1 つのサブマテリアルが追加されています。
このマテリアルは Civil View 内で動的に作成され、管理されます。 Civil View は、[建物オブジェクト](building object)をシーンに追加すると作成され、サブマテリアルが配置されます。
サブマテリアルは、アクティブな[国別リソース キット](Country Resource Kit)内の /buildingMaps フォルダのコンテンツから自動的に派生します。このフォルダにある各イメージ ファイルには 1 つのサブマテリアルが追加されています。
Civil View で使用される既定のサブマテリアル タイプは、Civil View マテリアル定義が各シーンに読み込まれる際にアクティブになっているプロダクション レンダラーのタイプに応じて異なります。 これは、マテリアルを最適化して各レンダラーを使用する利点を最大限に活用するためです(「レンダラー」を参照)。 一般的に、Civil View では以下のマテリアル タイプが使用されます。
mental ray、iray、および Quicksilver レンダラー: Arch & Design マテリアル
それ以外のすべてのレンダラー: 標準マテリアル
CivilViewSurfaces マテリアルを 3ds Max シーンに初めて読み込むと、Civil View は以下の方法でこのマテリアルの初期状態を決定します。
Civil View は、現在の 3ds Max のプロジェクト フォルダ パスにある /materiallibraries フォルダで、 civilviewsurfaces.mat というマテリアル ライブラリ ファイルを検索します。
civilviewsurfaces.mat が見つかった場合は、CivilViewSurfaces というマルチ/サブオブジェクト マテリアル定義を検索します。
CivilViewSurfaces マテリアルが見つかった場合は、これを読み込んで現在のシーンの CivilViewSurfaces マテリアルとして使用します。
CivilViewSurfaces が civilviewsurfaces.mat 内に見つからない場合は、ハードコード化された既定値を使用して、現在のシーンに CivilViewSurfaces マテリアルを作成します。
この場合、Civil View は新しい civilviewsurfaces.mat ファイルを現在の 3ds Max プロジェクト フォルダの /materiallibraries フォルダに作成します。 そして、この新しいマテリアル ライブラリは、後から作成される同じ 3ds Max プロジェクト フォルダを共有するすべてのシーンで使用されます。
同じ 3ds Max プロジェクト フォルダを共有する他のシーンの CivilViewSurfaces マテリアルの初期状態を変更するには、以下の 2 つのオプションがあります。
civilviewsurfaces.mat ファイルに自動的に生成される CivilViewSurfaces マテリアルを、同じ名前のカスタムのマルチ/サブオブジェクト マテリアルで上書きします。
これを行うには、3ds Max でマテリアルを任意にカスタマイズし、Civil View エクスプローラ パネルの CivilViewSurfaces マテリアルを右クリックして、[現在のマテリアル状態を既定値として保存](Save Current Material State As Default)を選択する方法が簡単です。
現在の civilviewsurfaces.mat ファイルを削除します。 これにより、以後作成される同じ 3ds Max プロジェクト フォルダを共有するシーンでは、ハードコード化された既定値が使用されるようになります。 次にマテリアルが新しいシーンに読み込まれた際に、新しい civilviewsurfaces.mat ファイル(ハードコード化された既定値に応じて)が、作成されます。
CivilViewVehicles マテリアルもまったく同じ方法で管理することができますが、 civilviewvehicles.mat というマテリアル ライブラリ ファイルを使用する点が異なります。