3ds Max 8 MAXScript の新機能
このページでは、3ds Max 8 での MAXScript 言語の変更と改良点について簡単にその概要を説明します。各機能の詳細については、それぞれのマニュアル ページのリンクに従ってください。
ジオメトリ
新しいリアル ワールド マップ サイズ機能を公開するために、新しい realWorldMapSizeInterface がほとんどの標準および拡張ジオメトリ プリミティブに追加されました。
新しいリアル ワールド マップ サイズ機能を公開するために、新しい realWorldMapSizeInterface がすべてのドアおよび窓プリミティブに追加されました。
新しいリアル ワールド マップ サイズ機能を公開するために、新しい realWorldMapSizeInterface がすべての階段プリミティブに追加されました。
新しいリアル ワールド マップ サイズ機能を公開するために、新しい realWorldMapSizeInterface が手すりおよび壁 AEC 拡張プリミティブに追加されました。
NURBSSurfaceApproximation : Value
以前は公開されていなかった一部の既存のプロパティが MAXScript に公開されるようになりました(.merge、.subdivStyle、.minLevels、.maxLevels、 .maxTris など)。
新しいメソッドが編集可能ポリゴンに追加され、新しい[リング選択](Ring)および[ループ選択](Loop)機能と[選択されたものを縁取りに変換](Convert Selection To Border)機能が公開されました。
シェイプ
リアル ワールド マップサイズとビューポートおよびレンダラー用のレンダリング可能なスプライン プロパティを公開するために、新しいプロパティがすべてのシェイプに追加されました。
拡張スプライン 山形、みぞ型、T 型、ワイド フランジ、および W矩形を公開するために、新しいクラスが追加されました。
リアル ワールド マップサイズとビューポートおよびレンダラー用のレンダリング可能なスプライン プロパティを公開するために、新しいプロパティがすべてのシェイプに追加されました。
リアル ワールド マップサイズとビューポートおよびレンダラー用のレンダリング可能なスプライン プロパティを公開するために、新しいプロパティがすべてのシェイプに追加されました。
モディファイヤ
新しい矩形断面、自動スムーズ、およびリアル ワールド マップ サイズ オプションを公開するために、新しいプロパティがモディファイヤに追加されました。
基本スプラインおよびカスタム断面からメッシュを作成するために、新しいモディファイヤが 3ds Max に追加されました。
MapScalerSpacewarpModifier : SpacewarpModifier
スムージング グループに基づいたテクスチャ ラップを行えるようにするために、新しいプロパティがマップ スケーラに追加されました。
複数の新しいプロパティとメソッドが Edit_Poly モディファイヤに追加されました。
新しいエッジ ループとエッジ リングの選択値を公開するために、2 つの新しいプロパティが Poly_Select モディファイヤに追加されました。
参照ジオメトリの可視性をコントロールするために、新しいプロパティが投影モディファイヤに追加されました。
エッジ スナップとグリップ スナップ、および新しい UVW テンプレートをレンダリング ツールのプロパティを公開するために、新しいプロパティがモディファイヤに追加されました。
新しいunwrap5 インタフェースによって、ペルト マッピングなどの新しい機能にアクセスできます。
プログレッシブ モーフのターゲットやマーカー データにアクセスして、チャネルを移動したりスワップできるようにするために、新しいメソッドがモーファー モディファイヤに追加されました。
コントローラ
Float_Expression : FloatController
Point3_Expression : Point3Controller
Position_Expression : PositionController
Scale_Expression : ScaleController
式コントローラでの新たな実装によって、新しい IExprCtrl インタフェースを介して MAXScript に完全にアクセスできるようになりました。上記に示した式コントローラは、すべてこのインタフェースを公開しています。上記に示した式コントローラは、すべてこのインタフェースを公開しています。
スクリプト コントローラが、スクリプト可能な新しい式コントローラと同じコードに基づくようになりました。これによって、時間定数へのアクセス、ユーザ変数を定義して定数、コントローラ、トラック、ノードをこれに割り当てる機能、時間の変化に合わせてすべてのユーザ変数とコントローラ値をダイナミックに表示するデバッグ ウィンドウ、説明フィールドといった機能が追加されました。
カメラ
視野タイプのフライアウトとそのフライアウトに依存した現在の視野値にアクセスできるようにするために、新しいプロパティがカメラに追加されました。CameraFOV 構造
新しい構造が追加されました。視野を MM に変換（および元に戻す）し、現在の視野タイプを水平視野に変換する（および元に戻す）メソッドを提供します。
マテリアルとテクスチャ マップ
露出制御による反射、屈折、自己照明を反転処理できるようにし、露出処理からマテリアルを除外するために、新しい MAXScript プロパティ が Architectural マテリアルに追加されました。これらのプロパティは、ユーザ インタフェースには公開されていません。
新しいプロパティが StandardUVGen (テクスチャ マップの .coordinates プロパティによってアクセスされる)に追加され、StandardUVGen クラス(Bitmaptexture、Bricks (Tiles)、Checker、Combustion、Gradient、Gradient_Rampand Swirl マップなど)を使用するすべてのテクスチャ マップのリアル-ワールド スケール プロパティが公開されるようになりました。
Renderer
新しいオプション キーワード引数が render() コマンドに追加され、MAXScript からレンダラーを呼び出したときに MultiPass カメラ効果とレンダリング要素をコントロールできるようになりました。
レンダリング要素
新しい RenderElement によって、マテリアル ID を出力できるようになりました。
新しい RenderElement によって、オブジェクト ID を出力できるようになりました。
mental ray
mental_ray_renderer : RendererClass
ファイナル ギャザー バウンス数、RapidShading サンプル数、ディスプレイスメントのスムージング オプション、マテリアル上書きオプション、モーション ブラーのシャッタ オフセット、フレーム バッファ タイプにアクセスできるようにするために、新しいプロパティが mental_ray_renderer RenderClass に追加されました。
インタフェース: INodeMentalRayProperties
ローカル mental ray ディスプレイスメント コントロールにアクセスできるようにするために、新しい INode インタフェースが追加されました。
インタフェース
新しい MAXScript デバッガにアクセスできるようにするために、新しいコア インタフェースが追加されました。
新しい Asset Tracking System にアクセスできるようにするために、新しいコア インタフェースが追加されました。
Asset Tracking System の[カスタムな従属ファイル](Custom Dependencies)ダイアログ ボックスにアクセスできるようにするために、新しい コア インタフェースが追加されました。
新しいアニメーションのロードと保存機能にアクセスできるようにするために、新しいコア インタフェースが追加されました。
新しいシーン ステート マネージャ機能にアクセスできるようにするために、新しいコア インタフェースが追加されました。シーン ステートを使用すれば、シーンの現在の設定を取得して、それらを後から復元することができます。
新しいバッチ レンダリング マネージャ機能にアクセスできるようにするために、新しいコア インタフェースが追加されました。このインタフェースを使用すれば、さまざまな設定、オプション シーン ステート、およびレンダリング プリセットを持った複数のカメラを指定でき、ローカルまたはネットワーク上でボタンを 1 度クリックするだけでレンダリングできます。
新しいコア インタフェースが VIZ 2006 に追加されました。このインタフェースは、実際の機能が VIZ 2006 に同梱の ライト作成 MacroScript によって実装されているため、3ds Max 8 では何も実行しません。このインタフェースは、あらかじめ定義されたカスタム Z 高でライトを作成するためにこれらの MacroScript で使用する値を管理するためにのみ使用されます。
インタフェース: globalDXDisplayManager
DirectX シーン効果を有効および無効にするために、新しいプロパティが既存のインタフェースに追加されました。
元は Gmax に導入されていた gridPrefs インタフェースが 3ds Max 8 に追加され、プロパティが拡張されました。これを使用すると、ホーム グリッドの基本設定にアクセスして変更することができます。
この新しいインタフェースは、ブラシ プリセット マネージャを MAXScript に対して公開しています。
ダイアログ ボックスを開かずにスキン データをインポートする新しいメソッドが、既存のインタフェースに追加されました。
クォータニオン カーブの表示をコントロールするために、新しいメソッドが既存のインタフェースに追加されました。
新しい .exists() メソッドが既存のインタフェースに追加され、指定されたトラックビューが存在する場合は true、存在しない場合は false を返します。これを使用すると、同じインタフェース内の .isOpen() メソッドによるランタイム エラーを回避できます。
外部参照
オブジェクト外部参照のソースおよびプロキシ ファイル名と項目名にアクセスできるようにするために、新しい コア インタフェースが追加されました。
新しいクラスで、このクラスのインスタンスを使用すると、外部ファイルからマテリアルを外部参照できます。
新しい、作成不可能なクラスで、このクラスのインスタンスを使用すると、外部ファイルから環境効果を外部参照できます。
外部参照によって使用される実際のオブジェクトを公開するために、新しいプロパティが既存の XRefObject ノード クラスに追加されました。
ヘアーとファー拡張機能
ヘアおよびその他の高度なサーフェス ディストリビュート効果(グラス、ツリーなど)を生成しレンダリングするための新しいクラスが 3ds Max に追加されました(HairMod : モディファイヤ)。
その他
maxops.overrideControllerRangeDefault
手続き型コントローラの無限の、または制限された範囲をコントロールするための新しいオプション。
新しいキーの既定の接線タイプを取得および設定するための新しいメソッドが maxOps インタフェースに追加されました。
整数の ID と一致するカラー値を取得するための新しいメソッドが maxOps インタフェースに追加されました。
整数から浮動小数点への変換、浮動小数点から整数への変換、バイトのスワッピング、値が NaN と有限数 (非 NaN) のどちらであるかのチェックを行うために、新しいビット メソッドが既存のビット構文に追加されました。
timeConfiguration.playbackLoop
[時間設定](Time Configuration)ダイアログ ボックスの[ループ](Loop)チェックボックスの状態をコントロールするための新しいシステム グローバル変数。
関連事項
特に明記されている場合以外は、この作業は、Creative Commons 表示 - 非営利 - 継承 3.0 非移植ライセンス のもと認可を受けています。 Autodesk Creative Commons FAQ (英語版) を参照してください。