クォータニオン定式化(x, y, z, w)で回転を表します。
これらのオブジェクトを使用するにあたって、必ずしもクォータニオンについて理解している必要はなく、不透明な回転の表現として捉えておけば問題ありません。
注: Quaternion オブジェクトは一時的に作成されるオブジェクトです。このオブジェクトは、生成されたフレーム内でのみ使用することができます。複数のフレームにわたってクォータニオンを保持する必要がある場合は QuaternionBox を使用します。詳細については、「オブジェクトのライフタイムとユーザデータのバインド」を参照してください。
コンストラクタとアクセサ
関連サンプル コード
その他の関連リファレンス項目
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angle ( quat ) : number![]() このクォータニオンが表す回転角度を返します。
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quat : | 回転角度を返すクォータニオンを指定します。 |
number |
現在向いている方向を中心としたクォータニオンのアップ ベクトルの回転角度を返します。ラジアンで表されます。 |
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axis_angle ( axis, angle ) : stingray.Quaternion![]() 指定された軸を中心とする指定された角度の回転を表す新しいクォータニオンを作成します。
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axis : | クォータニオンの主軸。 | |
angle : | number | ラジアンで表される主軸を中心とした角度。 |
新しく作成されたクォータニオン。 |
stingray.Quaternion() と同じです。
関連サンプル コード
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conjugate ( quat ) : stingray.Quaternion![]() 指定されたクォータニオンの共役を返します。X、Y、Z 値はネゲートされますが、W コンポーネントは変更されません。
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quat : | 共役を返すクォータニオンを指定します。 |
quat で指定されたクォータニオンの共役を返します。 |
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decompose ( quat ) : stingray.Vector3, number![]() 指定されたクォータニオンを向いている方向と回転角度に分解します。
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quat : | 分解するクォータニオンを指定します。 |
クォータニオンの向いている方向を定義する X、Y、Z 値を指定します。 | |
number |
現在向いている方向を中心としたクォータニオンのアップ ベクトルの回転を返します。ラジアンで表されます。 |
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dot ( quat_a, quat_b ) : number![]() 指定された 2 つのクォータニオンの内積を返します。
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quat_a : | 1 つ目のクォータニオンを指定します。 | |
quat_b : | 2 つ目のクォータニオンを指定します。 |
number |
内積を返します。 |
![]() |
equal ( quat_a, quat_b ) : boolean![]() 2 つのクォータニオンが同等かどうかを示します。
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quat_a : | 1 つ目のクォータニオンを指定します。 | |
quat_b : | 2 つ目のクォータニオンを指定します。 |
boolean |
2 つのクォータニオンの要素がすべて同じであれば true、そうでなければ false を返します。 |
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forward ( quat ) : stingray.Vector3![]() 指定されたクォータニオンで表される回転の前方軸を返します。
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quat : | 軸を取得するクォータニオンを指定します。 |
クォータニオンの回転の前方軸を返します。 |
関連サンプル コード
![]() |
from_elements ( x, y, z, w ) : stingray.Quaternion![]() 指定された要素から新しい Quaternion を作成します。
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x : | number | X 要素を指定します。 |
y : | number | Y 要素を指定します。 |
z : | number | Z 要素を指定します。 |
w : | number | W 要素を指定します。 |
新しく作成されたクォータニオン。 |
関連サンプル コード
![]() |
from_euler_angles_xyz ( x, y, z ) : stingray.Quaternion![]() オイラー角から新しい Quaternion を作成します。
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x : | number | オイラー X 軸の回転の度数を指定します。 |
y : | number | オイラー Y 軸の回転の度数を指定します。 |
z : | number | オイラー Z 軸の回転の度数を指定します。 |
新しく作成されたクォータニオン。 |
![]() |
from_matrix4x4 ( matrix ) : stingray.Quaternion![]() 指定された行列で表現される回転から新しいクォータニオンを作成します。
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matrix : | 抽出する回転を含む行列を指定します。 |
新しく作成されたクォータニオン。 |
関連サンプル コード
![]() |
identity ( ) : stingray.Quaternion![]() 回転に変化がないことを表す単位クォータニオンを返します。
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この関数はパラメータを受け入れません。 |
単位クォータニオンを返します。 |
関連サンプル コード
![]() |
inverse ( quat ) : stingray.Quaternion![]() 指定されたクォータニオンを反転した結果を返します。
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quat : | 反転させるクォータニオンを指定します。 |
反転された回転を返します。 |
関連サンプル コード
![]() |
is_valid ( quat ) : boolean![]() クォータニオンが有効な値のみで構成されているかどうかを示します。
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quat : | テストするクォータニオンを指定します。 |
boolean |
クォータニオンの要素がすべて有効な数値であれば true を返し、1 つでも #NaN や #INF がある場合は false を返します。 |
![]() |
lerp ( quat_a, quat_b, t ) : stingray.Quaternion![]() 指定された 2 つのクォータニオン間で補間、すなわち「線形補間」を行うことにより新しい回転を生成します。
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quat_a : | 1 つ目のクォータニオンを指定します。 | |
quat_b : | 2 つ目のクォータニオンを指定します。 | |
t : | number | 2 つのクォータニオン間の比率または補間ポイントを指定します。0 から 1 までの任意の値にすることができます。この値を 0 に近づけると quat_a に近い回転になり、1 に近づけると quat_b に近い回転になります。 |
生成されたクォータニオンを返します。 |
この関数で実行される線形補間は正規化された線形補間、つまり nlerp であり、通常は最適な結果を返します。
関連サンプル コード
![]() |
look ( dir, up ) : stingray.Quaternion![]() 指定された方向を向かせるために必要な回転と、指定されたアップ ベクトルを使用して新しいクォータニオンを作成します。
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dir : | クォータニオンの前方向を指定します。 | |
up : | (オプション) 新しいクォータニオンのアップ ベクトルを指定します。省略した場合は、Z 軸の正方向(0,0,1)が使用されます。 ? 表記は、このタイプが省略可能であることを示しています。ゼロ個または 1 個のインスタンスが存在します。 |
新しく作成されたクォータニオン。 |
![]() |
multiply ( quat_a, quat_b ) : stingray.Quaternion![]() 2 つのクォータニオンを乗算した結果を返します。
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quat_a : | 1 つ目のクォータニオンを指定します。 | |
quat_b : | 2 つ目のクォータニオンを指定します。 |
乗算の結果です。 |
この関数は、最初に quat_b を使用してオブジェクトを回転させ、次に quat_a を使用してオブジェクトを回転させることにより、乗算された回転を作成します。
関連サンプル コード
![]() |
norm ( quat ) : number![]() 指定されたクォータニオンの法線または長さを返します。
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![]() |
normalize ( quat ) : stingray.Quaternion![]() 指定されたクォータニオンを正規化した結果を返します。
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![]() |
right ( quat ) : stingray.Vector3![]() 指定されたクォータニオンで表される回転の右軸を返します。
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![]() |
rotate ( quat, vector ) : stingray.Vector3![]() 指定されたクォータニオンを使用して指定されたベクトルを回転させた結果を返します。
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quat : | ベクトルの回転に使用するクォータニオンを指定します。 | |
vector : | 回転させるベクトルを指定します。 |
回転後のベクトルを返します。 |
![]() |
set_xyzw ( quat, x, y, z, w ) : stingray.Quaternion![]() 個々の浮動小数点値を使用して、指定されたクォータニオンの各コンポーネント値をすべて設定します。
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quat : | 設定するクォータニオンを指定します。 | |
x : | number | クォータニオンの主軸の新しい X コンポーネント値を指定します。 |
y : | number | クォータニオンの主軸の新しい Y コンポーネント値を指定します。 |
z : | number | クォータニオンの主軸の新しい Z コンポーネント値を指定します。 |
w : | number | クォータニオンの主軸を中心としたアップ ベクトルの回転を定義する新しい W コンポーネント値を指定します。 |
生成されたクォータニオンを返します。 |
![]() |
to_elements ( quat ) : number, number, number, number![]() 指定されたクォータニオンを 4 つのコンポーネント値に分解します。
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quat : | 要素に分解するクォータニオンを指定します。 |
number |
クォータニオンの軸の X コンポーネント値を返します。 |
number |
クォータニオンの軸の Y コンポーネント値を返します。 |
number |
クォータニオンの軸の Z コンポーネント値を返します。 |
number |
クォータニオンの軸を中心としたローカル アップ ベクトルの回転を定義する W コンポーネント値を返します。 |
![]() |
to_euler_angles_xyz ( quat ) : number, number, number![]() クォータニオンのオイラー角を返します。
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quat : | 変換するクォータニオンを指定します。 |
number |
オイラー X 軸の回転の度数を指定します。 |
number |
オイラー Y 軸の回転の度数を指定します。 |
number |
オイラー Z 軸の回転の度数を指定します。 |
関連サンプル コード
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to_string ( quat ) : string![]() 指定されたクォータニオンの文字列表現を返します。
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![]() |
up ( quat ) : stingray.Vector3![]() 指定されたクォータニオンで表される回転のアップ軸を返します。
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