3ds Max 6 MAXScript の新機能

このページでは、3ds Max 6 の MAXScript 言語の変更と改良点について簡単にその概要を説明します。各機能の詳細については、ドキュメントの各ページのリンクをお読みください。

ノード

基点調整および変換のリセット メソッド

X フォームをリセット ユーティリティ機能と階層タブの基点の位置合わせおよび変換のリセット機能にアクセスできるようにするための新しいメソッドが追加されました。

HideByCategory のプロパティとメソッド

hideByCategory 構造体は、[表示](Display)パネルにある[カテゴリによる非表示](hideByCategory)チェック ボックスをコントロールするプロパティとメソッドを提供します。

一般的なノードのプロパティ

新しいプロパティ .isNodeHidden、.isHiddenInVpt および .isNodeFrozen が追加され、ノードの非表示およびフリーズ状態に対するアクセスが拡張されました。

インタフェース: INode

新しい vertexColorMapChannel プロパティが INode インタフェースで公開され、新しい enum 値 #map_channel vertexColorType で公開されています。

表示パネル : ワイヤフレーム カラーとシェーディング カラー

新しい displayColor.wireframe および displayColor.shaded の読み込み/書き込み変数が追加されました。有効な値は、 #object および #material です。これらの変数は、 [表示](Display)パネルの[表示カラー](Display Color)ロールアウトにおける[ワイヤフレーム](Wireframe)ラジオ ボタンと[シェーディング](Shaded)ラジオ ボタンに対応します。

シェイプ

円弧: シェイプドーナツ: シェイプ楕円: シェイプらせん: シェイプN 多角形: シェイプ長方形: シェイプ断面シェイプ: シェイプ文字: シェイプ

.sides プロパティ値クラスが上記のすべてのクラスにおいて、浮動小数点から整数に変更されました。

編集可能スプラインの修正パネル コマンド モードおよび操作

startCopyTangent(), startPasteTangent() メソッドが splineOps 構造体に追加されました。

PolymorphicGeomshape : shape

新しい PolymorphicGeomshape シェイプが追加されました。

StPathClass : shape

新しい P StPathClass シェイプが追加されました。

スプライン シェイプの共通プロパティ、演算子、メソッド

従来、Autodesk VIZ で使用可能だった applyOffset() メソッドと measureOffset() メソッドが追加されました。

ジオメトリ

Editable_Poly プロパティ

新しい .isolineDisplay プロパティが追加され、[面分割線を表示](Isoline Display)をコントロールできるようになりました。

ブロッブメッシュ: GeometyClass

インスタンスによってジオメトリまたは パーティクル フロー パーティクル システムを Metaball システムに変換できる、新しい合成オブジェクト クラスです。

patchOps

次の新しいメソッドが patchOps 構造体に追加されました。 growSelection、.shrinkSelection、.selectEdgeRing、.selectEdgeLoop、.patchSmooth、.toggleShadedFaces

PolymorphicGeom : GeometryClass

新しい PolymorphicGeom クラスが追加されました。

AEC オブジェクトおよび Autodesk VIZ 機能

ジオメトリ - ドアおよび窓

ドアおよび窓の AEC オブジェクトがすべて、3ds Max 6 で再び使用できるようになりました。これらには、ルーバー窓間仕切り開き固定基点, 軸回転投影SlidingDoor、および SlidingWindow が含まれます。

ジオメトリ - 階段

階段 AEC オブジェクトがすべて、3ds Max 6 において使用できるようになりました。

これらには、L_Type_StairSpiral_StairStraight_Stair および U_Type_Stair : GeometryClass が含まれます。

ジオメトリ - AEC 拡張機能オブジェクト

拡張 AEC オブジェクトがすべて、3ds Max 6 において使用できるようになりました。これらには、Foliage, Railing および Wall が含まれます。

Luminaire : ヘルパー

ルミネア ヘルパークラスは Autodesk VIZ4 において導入され、3ds Max 6 で使用可能になりました。

ShineExp : UtilityPlugin

ShineExp プラグインおよび関連する ShineExport インタフェースが Autodesk VIZ4 において導入され、3ds Max 6 で使用可能になりました。

DWG インポート - 関連クラス

多くの内部クラスが追加されました。ただし、MAXScript によってこれらのプロパティやメソッドにはアクセスできません。

ADT_Category : ReferenceTarget

このクラスによって 3ds Max に読み込まれた Architectural Desktop オブジェクトのカテゴリにアクセスできます。

ADT_Style : ReferenceTarget

このクラスによって 3ds Max に読み込まれた Architectural Desktop オブジェクトのカテゴリにアクセスできます。

モディファイヤ

Shell : モディファイヤ

新しい Shell モディファイヤ によって、指定された量だけ押し出すか、コントロール スプラインを使用してジオメトリ オブジェクトの厚さを指定します。

CamPerspCorrect : モディファイヤ

パース補正を行うための新しいカメラ モディファイヤ。これまでは Autodesk VIZ において使用可能でした。

Edit_Normals: Modifier

いくつか新しいメソッドが追加され、既存のメソッドが拡張されました。モディファイヤが TriMesh をサポートするようになりました。

マップスケーラ: モディファイヤ

マップスケーラのオブジェクト空間版です。元のマップスケーラ WSM は、MapScalerSpacewarpModifier に名前が変更されました。

Unwrap_UVW : モディファイヤ

新しい Unwrap3 インタフェースにによって、Unwrap_UVW モディファイヤに追加された AutoBackground および リラックス機能にアクセスできます。

3ds Max 6 の新規 Skin プロパティ

Skin モディファイヤに次のプロパティが新しく追加されました。 mirrorPlane、.mirrorOffset、.mirrorUseInitialTM、.mirrorEnabled、.mirrorThreshold、.mirrorProjection、.manualUpdate、.mirrorFast、.ignoreBoneScale、.rightJustifyBoneText

スキン: モディファイヤ

SkinOps 構造体に新しいスキン ミラー関連のメソッド skinOps.pasteAllBones および skinOps.pasteAllVerts が追加されました。

インタフェース : SkinUtils

新しい SkinUtils インタフェースによって、Skin モディファイヤをコントロールするために追加されたメソッドにアクセスできます。

VertexPaint : モディファイヤ

以前のバージョンの 3ds Max にあった VertexPaint クラスが、 3ds Max 6 では OldVertexPaint という名前に変更されました。変更後はクラス名はまったく同じですが、classID はまったく別のものに置き換えられました。

UVW_Xform : モディファイヤ

新しくモディファイヤに追加されたプロパティ: Map_Channel、. Rotation_Angle、.Rotation_Center

Select_By_Channel : モディファイヤ

Select_By_Channel モディファイヤが新しく追加されました。

UVW_Mapping_Add : モディファイヤ

UVW_Mapping_Add モディファイヤが新しく追加されました。

UVW_Mapping_Clear: モディファイヤ

UVW_Mapping_Clear モディファイヤが新しく追加されました。

UVW_Mapping_Paste : モディファイヤ

UVW_Mapping_Paste モディファイヤが新しく追加されました。

Linked_XForm : モディファイヤ

このモディファイヤにはプロパティ .backTransform が新しく追加されました。

モディファイヤの共通プロパティ、演算子、メソッド

新しくすべてのモディファイヤに追加されたプロパティ: .enabledInRenders

ライトおよびシャドウ

Adv__Ray_traced: Shadow

新しい . noAreaShadows プロパティが Adv. Ray Traced シャドウ ジェネレータに追加されました。

Skylight : Light

新しい . rays_per_sample、.ray_bias および . castShadows プロパティが Slylight によって公開されました。サポートされなくなった .rayengine プロパティは削除されました。

IES スカイ: ライト

新しい .rays_per_sample、.ray_bias 、. castShadows プロパティが Slylight によって公開されました。サポートされなくなった .rayengine プロパティは削除されました。

IES サン: ライト

削除されたプロパティ: .EmitterCausticPhotons、.EmitterDecay、.EmitterEnable、.EmitterEnergy、.EmitterGlobalIllumPhotons

ヘルパー

Substitute_Object : Helper

新しく Substitute_Object ヘルパーが追加されました。

コントローラおよびトラックビュー

Point4Controller : MAXWrapper

新しい point4Controller スーパークラスが 3ds Max に追加されました。このスーパークラスから派生する多くの Point4 コントローラが実装されました。これらはアルファ値をサポートしており、DirectX および mental ray シェーダによって使用されます。

スクリプト コントローラ内の「this」ローカル変数

スクリプト コントローラ内の this ローカル変数には、スクリプト コントローラをラップする MAXWrapper 値が含まれます。

インタフェース: trackviews

新しい #positionW、#alpha、#curveW、#boneobjects、#keyableTracks フィルタ オプションが、既存のメソッド trackviews.current.setFilter() に追加されました。また、このメソッドの説明用に、すべての有効なフィルタ名のリストが追加されました。同じ追加が [トラック ビュー](Track View) 構造体の setFilter() および clearFilter() メソッドに対して行われました。

マテリアルとマップ

アーキテクチャル: マテリアル

アーキテクチャル マテリアルが新しく追加されました。

標準マテリアル インタフェース:

標準マテリアルにインタフェース ExposureMaterialControl が新しく追加されました。

RaytraceMaterial インタフェース:

新しいインタフェース ExposureMaterialControl が新しく追加されました。

InkNPaint : Material

InkNPaint に .samplerUseGlobal プロパティが新しく追加されました。

DirectX_9_Shader : Material

DirectX 9 シェーダ ファイルへのアクセスを提供する新しいマテリアルです。

マテリアルの共通プロパティ、演算子、メソッド

次のメソッドが新しく追加されました。 getNumSubMtls、getSubMtl、setSubMtl、getSubMtlSlotName、getNumSubTexmaps、getSubTexmap、setSubTexmap、getSubTexmapSlotName

マテリアル/マップ レンダラーの互換性メソッド:

メソッド areMtlAndRendererCompatible は、マテリアルまたはテクスチャ マップとレンダラーのクラス インスタンス間の互換性をチェックします。マップ/マテリアルが指定したレンダラーによってサポートされている場合は true、そうでない場合は false を返します。

BitmapTexture : TextureMap

新しいプロパティ .tieTimeToMatIDs は、[時間](Time)ロールアウト内の新しい[パーティクル エージにフレームを同期](Sync Frames to Particle Age)チェック ボックスに対応しています。

FoliagetextureMap : TextureMap

Foliage GeometryClass によって使用される特別な textureMap クラスです。

Vertex_Color : TextureMap

Vertex_Color TextureMap には、 .map および .subid のプロパティが新しく追加されました(元はプロパティがありませんでした)。

MatEditor - マテリアル エディタを開く/閉じる

マテリアル エディタを開いたり閉じたり、開いているかどうかをチェックしたりする新しいメソッドです。

レンダラー

レンダラー

レンダラー構造体に、新しい SystemGlobal の .medit および .medit_locked が追加され、マテリアル エディタ レンダラーと、[シーンをレンダリング](Render Scene)ダイアログ ボックスの[レンダリングを割り当て](Assign Renderer)ロールアウトにある[現在のレンダラーにロック](Lock To Current Renderer)チェックボタンにアクセスできるようになりました。 .draft プロパティは削除されました。

.supportsTextureBaking 読み込み専用のブール値のプロパティが、すべての RendererClass クラスに新しく追加されました。

RPF ファイル形式内のサブピクセル マスクのチャネルに対応する新しい #mask チャネル名が、レンダリング メソッドビットマップ値およびスクリプト RenderEffect プラグイン内の可能なビットマップ チャネルに追加されました。

Default_Scanline_Renderer : RendererClass

新しいグローバル スーパーサンプラ関連のプロパティ .globalSamplerEnabled、.globalSamplerClassByName、.globalSamplerSampleMaps、.globalSamplerQuality、.globalSamplerAdaptive、.globalSamplerAdaptiveThresh props インタフェースによって公開されました。

環境効果の共通プロパティ、演算子、メソッド

新しい動作: editAtmosphere() または editAtmospheric() を引数なしで呼び出すと、タブ表示された[環境と効果](Environment and Effects)ダイアログ ボックスの[環境](Environment)タブが開きます。

レンダリング効果の共通プロパティ、演算子、メソッド

新しい動作: editEffect() を引数なしで呼び出すと、タブ表示された[環境と効果](Environment and Effects)ダイアログ ボックスの[効果](Effects)タブが開きます。

レンダラーのコントロール

新しいパラメータ: rendSimplifyAreaLights により、必要に応じてポイント ライトとしてレンダリングすることで、レンダラーがエリア ライトを簡略化します。

新しいパラメータ: quiet に関連のフラグが追加されました。

3ds Max システム グローバル

新しいシステム グローバル: rendSimplifyAreaLights により、必要に応じてポイント ライトとしてレンダリングすることで、レンダラーがエリア ライトを簡略化します。

envEffectsDialog - [環境と効果](Environment and Effects)ダイアログ ボックスの開閉

[環境と効果](Environment and Effects)ダイアログ ボックスの開閉操作を行ったり、このダイアログ ボックスが開いているかどうかをチェックする新しいメソッドです。

TabbedDialogs - タブ表示されたダイアログ ボックスのコントロール

[レンダリング](Render)ダイアログ ボックス、[環境と効果](Environment and Effects)、[パスを設定](Configure Paths)、[オブジェクト プロパティ](Object Properties)など、3ds Max におけるタブ表示されたダイアログ ボックスをコントロールする新しいメソッドです。

ビットマップ IO

RLA : BitmapIO

新しい BitmapIO インタフェースによって、RLA ファイル形式のオプションにアクセスできます。

RPF : BitmapIO

新しい BitmapIO インタフェースによって、RPF ファイル形式のオプションにアクセスできます。

mental ray

mental_ray_renderer : RendererClass

mental ray レンダラーを表しています。

インタフェース : mental_ray_Preferences

このインタフェースによって mental ray 拡張機能を有効/無効にします。

mental ray 用の MAXScript の拡張機能

この章では、MAXScript からアクセス可能であるが現在サポートされていない mental ray 関連のクラスをいくつかリストしています。

ラジオシティ

ラジオシティ : RadiosityEffect

srrOps インタフェースに次のメソッドが新しく追加されました。 GetPointIlluminance、GetPointLuminance、GetPointReflectance、GetPointTransmittance。 これらのメソッドによって、独自の照明分析ユーティリティのスクリプトを作成できます。

Radiosity : RadiosityEffect

新しいインタフェース: srrRadiosityMesh によってラジオシティ メッシュへのアクセスが提供され、MAXScript がラジオシティ ソリューションにアクセスできます。

インタフェース: RadiosityPreferences

新しいプロパティ .updateDataWhenRequiredOnStart が追加され、古いプロパティ .displayWarningOnGIPropsChange が削除されました。

Fix_Ambient : UtilityPlugin

周囲光-拡散反射光ロックを有効にすることでラジオシティ処理の周囲光カラーを固定するための新しいユーティリティです。

頂点カラー

インタフェース : AssignVertexColors

この新しいインタフェースを使用して、頂点カラーを指定したノードに割り当てます。

レンダリング要素およびベイク処理要素

AlphaMap : BakeElement

.targetMapSlotName プロパティがすべてのベイク処理要素に新しく追加されました。

diffuseRenderElement - superclass: MAXObject

新たに .lightingOn プロパティが追加されました。

Lighting : RenderElement

Lighting RenderElement が新しく追加されました。

Illumination_Render_Element : RenderElement

Illumination RenderElement が新しく追加されました。

MatteRenderElement : RenderElement

Matte RenderElement が新しく追加されました。

Lumination_Render_Element : RenderElement

Lumination RenderElement が新しく追加されました。

ユーティリティ プラグイン

Channel_Info : UtilityPlugin

マップ チャネル情報を指定する新しい UtilityPlugin です。プロパティは公開されません。

Clean_MultiMaterial : UtilityPlugin

シーンの Multi-Material 内の使用されていないサブマテリアルを消去します。

Fix_Ambient : UtilityPlugin

ラジオシティ計算で使用するために、拡散反射光カラーにロックすることによってマテリアル内の周囲光カラーの値を固定します。

Instance_Duplicate_Maps : UtilityPlugin

重複するマテリアルのビットマップをすべて検索し、コピーではなくインスタンスを作成します。

Material_XML_Exporter: UtilityPlugin

マテリアルを XML 形式に書き出すためのユーティリティ。

Panorama_Exporter: UtilityPlugin

3ds Max シーンの 360 度のパノラマを書き出して表示します。

ShineExp : UtilityPlugin

アクティブなビューポートを、ライト分析に使用できる輝度と照度のデータが含まれている TIFF ファイルにレンダリングします。

SkinUtilities : UtilityPlugin

スキン データをメッシュに抽出したり、メッシュからスキン データを読み込んだりする新しいユーティリティ。MAXScript のプロパティやメソッドは公開されていません。

パーティクル フロー

Shape_Mark : ヘルパー

新たにプロパティ .Surface_Offset_Variation および . Vertex_Noise が Shape_Mark ヘルパーに追加されました。

Position_Icon : ヘルパー

プロパティ .Subframe_Sampling が Position_Icon ヘルパーに新しく追加されました。

rotation : ヘルパー

プロパティ .Restrict_Divergence_To_Axis、.Divergence_Axis_X、.Divergence_Axis_Y、.Divergence_Axis_Z が Rotation ヘルパーに新しく追加されました。

reactor

reactor 用の MAXScript の拡張機能

すべての reactor ヘルパー、スペースワープ および モディファイヤが MAXScript に対して完全に公開されました。

インタフェース: reactorInterface

このインタフェースによって、reactor のユーティリティ設定およびシミュレーション データ (衝突情報など) にアクセスするためのプロパティとメソッドが提供されています。

インタフェース

インタフェース: InstanceMgr

このインタフェースは新しいマテリアルのインスタンスへの伝播をコントロールし、インスタンス化されたノードを収集して、一意のノード、モディファイヤ、およびコントローラを作成するためのメソッドを提供しています。

インタフェース: blockMgr

blockMgr インタフェースが新しく追加されました。

インタフェース: styleMgr

styleMgr インタフェースが新しく追加されました。

インタフェース: ChannelInfo

この新しいインタフェースでは、新しい[マップ チャネル情報](Map Channel Info)ダイアログ ボックスへのアクセスと、選択したオブジェクトのマップ チャネルを管理するためのメソッドを提供します。

インタフェース : quadMenuSettings

RGBA の代わりに RGB カラーを使用するために、多くのメソッドが変更されました。

インタフェース : XMLMaterial

マテリアルを XML 形式に書き出すための方法を提供します。

インタフェース : radiosityMeshOps

このインタフェースによって、ラジオシティのアドバンスド ライティング効果によって生成される内部のラジオシティ メッシュにアクセスできます。

インタフェース : SkinUtils

このインタフェースによって、スキン データの読み込みおよび書き出しと、ボーンをバインドする変換行列に関連する新しいスキン関連メソッドにアクセスできます。

インタフェース : mental_ray_Preferences

mental_ray_Preferences インタフェースによって、mental ray 拡張機能を有効/無効にします。

インタフェース: renderpresets

renderpresets インタフェースによって、新しいレンダリング プリセット システムにアクセスできます。

インタフェース: globalDXDisplayManager

globalDXDisplayManager インターフェースは、ビューポートにおける DirectX シェーダの描画方法をコントロールします。

インタフェース : MtlBrowserFilter_Manager

内部使用のため、プロパティやメソッドは公開されていません。

インタフェース : SubstManager

内部使用のため、プロパティやメソッドは公開されていません。

インタフェース: FlowRaytraceInterface

内部使用のため、プロパティやメソッドは公開されていません。

レイヤ

インタフェース: LayerProperties

.nodes() メソッドが LayerProperties インタフェースに新しく追加され、レイヤ上のすべてのノードを格納した配列を返します。

新しい layerAsRefTarg プロパティは、レイヤを ReferenceTarget として返します。

スケマティク ビュー

インタフェース : SchematicViews

SchematicViews コア インタフェースによって、3ds Max 6 において更新されたスケマティク ビュー システムにアクセスできます。

インタフェース: SchematicView

この SchematicView MixinInterface によって、単一のスケマティク ビューのプロパティとメソッドにアクセスできます。

スケマティク ビューのコールバック

次のスケマティク ビュー関連のコールバックが、一般イベント コールバック機能に新しく追加されました。 #svSelectionSetChanged、#svDoubleClickGraphNode、#svPreLayoutChange、#svPostLayoutChange

MaxOps インタフェースの追加

インタフェース: maxOps

#vizR enum 値が .productAppId プロパティに新しく追加されました。

.autoGrid プロパティはオート グリッド モードを有効/無効にします。

新たに #all および #other enum 値が .setKeyFilters に追加されました。

新しいメソッド startNewShape() は[新規シェイプの開始](Start New Shape)ボタンに実装され、新しい . startNewShapeLock プロパティは[新規シェイプの開始](Start New Shape)モードを有効/無効にします。

新しい .読み取り専用プロパティ inProgressiveMode が追加され、新しいメソッド beginProgressiveMode() はプログレッシブ モードを有効にし、新しいメソッド endProgressiveMode() はプログレッシブ モードを無効にします。

ユーザ インタフェース項目、ロールアウト、ダイアログ ボックス

カラー ピッカー

パラメータ alpha :<boolean> が colorpicker UI 項目に新しく追加されました。 true に設定すると、アルファをサポートした状態でカラー ピッカーが開きます。

CreateDialog

オプションの lockHeight および lockWidth キーワードが CreateDialog に新しく追加されました。 true に設定すると、高さと幅の比率をインタラクティブに変更できません。

ユーティリティおよびロールアウトのプロパティ、メソッド、およびイベント ハンドラ

新しく .placement プロパティがロールアウトおよびロールアウト フロータに対して有効になり、ダイアログ ボックスが最小化、最大化、標準のどの状態にあるのかを取得/設定します。

スクリプト プラグイン

スクリプト化されたプラグイン

オプションの autoPromoteDelegateProps : パラメータは、プラグイン上でプロパティへのアクセスが行われたがプロパティがプラグインによって定義されていない場合に、代理オブジェクトのプロパティを自動的に検索するかどうかをコントロールします。

スクリプト プラグイン イベント ハンドラ

新しいイベント ハンドラ :postCreate および postLoad が追加されました。

Loading スクリプト プラグイン ローカル変数

スクリプト プラグイン内の新しい .loading ローカル変数は、プラグイン インスタンスのロード処理が行われていれば true を返します。

ロールアウトおよび関連するイベント ハンドラ

既存のクラス usePBValidity を拡張するオプションのキーワード引数がスクリプト プラグインのロールアウト定義に新しく追加されました。

classID

スーパー クラス ID とクラス ID

オプションのキーワード引数が genClassID に新しく追加され、リスナー: returnValue に出力するのではなく値を返すことができるようになりました。

コールバック

一般イベント コールバック機能

50 を超える新しいコールバック イベントがシステムに新しく追加されました。コールバックに関するドキュメントでは、コールバック名と notificationParam() の戻り値を合わせた一覧が刷新されています。

3ds Max 6 の新機能を示す記号に注意して読み進めてください。

外部ファイルへのアクセスとシステム情報

3ds Max ファイルのロードと保存

新たに次のオプションのキーワードが mergeMAXFile に追加されました。 [#promptMtlDups|#useMergedMtlDups|#useSceneMtlDups|#renameMtlDups]、[#promptReparent|#alwaysReparent|#neverReparent]

saveMAXFile に、オプションの 2 つのパラメータ clearNeedSaveFlag useNewFile が新しく追加されました。

システム情報

sysInfo 構造体に新しいメソッド .getLanguage が追加されました。これは、現在のシステム言語を記述する 3 つの要素の配列を返します。

logsystem_Struct

logsystem 構造体に新しいメソッド .logEntry が追加されました。これは、ユーザ定義の文字列をログ ファイルに出力します。

INI ファイル キーへのアクセス

getIniSetting メソッドが拡張されました。.ini ファイルのみが指定されている場合、このメソッドでは .ini ファイル内のセクションの配列が返されます。.ini ファイルとセクションのみが指定されている場合、このメソッドではセクション内のキーの配列が返されます。

新しい delIniSetting メソッドでは、所定の INI ファイルの指定されたセクションから指定したキーを削除するか、ファイル名とセクションのみが指定された場合にすべてのキーによる完全なセクションを削除します。

外部ファイル メソッド

INI ファイル キーへのアクセス

新しい getMAXIniFile() メソッドは、現在の 3dsmax.ini ファイルを文字列で返します。

3ds Max システム ディレクトリ

新しい #defaults 値は、業界固有の既定のディレクトリを返します。

セッション パスのインタフェース

セッション パスはビットマップ/フォトメトリック パスおよび外部参照パスと同じものですが、3ds Max の終了時に保存されないという点が異なります。セッション パスの使用方法として考えられるのは、プロジェクト管理システムの作成です。

コマンド ライン

コマンド ライン レンダリング

コマンド ラインからレンダラーにアクセスできるようにします。MAXScript によるプリレンダリング スクリプトへのアクセスなどです。

コマンド ライン オプション: -mxs

新しいコマンド ライン オプションにより、コマンド ラインから MAXScript コマンドが実行できるようになりました。

コマンド ライン オプション: -silent

新しいコマンド ライン オプションにより、新しい既定値のアクション システムに参加しているダイアログ ボックスが表示されなくなります。

マウス ツール

マウス ツール句

新しい動作: マウス ツールの実行時に、作図平面がエッジ上にあるビューポートでクリックすると、値 #abort を返してツールが終了します。

レイとメッシュの交差

RayMeshGridIntersect: ReferenceTarget

レイからメッシュへの高度な交差メソッドを提供します。

テキスト値

Stricmp 文字列比較メソッド

この新しいメソッドは、2 つの文字列を小文字比較して整数値を返します。

インターネット

インターネット メソッド

この新しい構造体では、指定した URL への接続が確立しているかどうかのチェックに使用される .CheckConnection メソッドが提供されています。

関連事項